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2006年03月31日

「札幌ドーム周辺」

 イベントが行われている時の札幌ドームは、地下鉄福住駅からドームに向かって歩く人の列が出来て、秘境の対極にある。しかし、イベントの無い時の札幌ドームは秘境となる。札幌ドームの秘境時には、部外者としては外観を写真に収めるところが秘境探検の精一杯のところで、遠目には雪山かと錯覚するこの巨大な建物の周囲をうろうろして来た。

 札幌ドームは野球場とサッカーの球技場を切り替えて利用できる。サッカー場用の天然芝をドームの外で養生し、試合時にホーバリングステージを圧搾空気で浮かしてドーム内に取り込む仕掛けになっている。球場の方で言えば、両翼100m、中堅122mの巨大な空間なので、選手が小さく見え、著者の感想を言えば野球はTV観戦の方が良い。固定客席は4万2千程度で、5万4千人は収容できる。

 雨や雪が降っても野球やサッカーが可能なこのドームの助けもあって、プロ野球の「北海道日本ハムファイターズ」やサッカーJリーグの「コンサドーレ札幌」のホームグラウンドとなっている。ここで、「コンサドーレ」の名前は広く募集したものから「道産子(ドサンコ)」を逆さ読みにして命名したものが選ばれた。マスコットは北海道の天然記念物の「しまフクロウ」をキャラクター化したものである。

 さて、秘境探検に戻ると、ドームは写真のように巨大な饅頭の屋根に展望台が突き出している。雪の残る周囲の坂に写真のようなオブジェがあり、奇妙な感じの空間を演出している。ドームに沿って伸びる国道36号線から見ると、写真のようなコンクリートとガラスの建築物が見える。その脇は遊歩道となっているけれど冬期間は積雪のため閉鎖されている。足を踏み入れることができないドームの周囲は、ただ眺めるだけの秘境である。

札幌ドーム1A.jpg

札幌ドーム2A.jpg

投稿者 esra : 2006年03月31日 04:22

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