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2006年04月22日
「秘境探検と航空写真-モエレ沼公園」
最近の新聞に、山形大学のグループがペルーのナスカ高原で新しい地上絵を発見した記事が出ていた。そこでモエレ沼公園の航空写真を見ていると、ナスカの地上絵の札幌版に近いところもある感じもする。大地をデザインの対象に選んで造った公園なので、天空から見ると地上に人工的な線や面が現れ、その点でナスカの地上絵に通じるものがあるのは当然といえば当然である。
夏場の航空写真で見ると、高さが62メートルしかない人造モエレ山は平地のようである。それもそうで、樹木も無いなだらかな丘を上から見れば平らにしか見えないだろう。むしろ四角錘のプレイマウンテンの方が面の陰影が付いていて山の雰囲気が伝わってくる。惜しむらくは、公園全体が何か具象的な形状を連想させるものであれば・・・もし、飛行機からみると道路、林、山がナスカの地上絵のようにクモだとか鳥だとかになっていたら、この公園はイサム・ノグチの設計に加えて、さらに有名になったかも知れない、と考えるのは素人の思いつきに過ぎないか。
写真提供:北海道CMC㈱
投稿者 esra : 2006年04月22日 05:40