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2006年05月16日
「JR千歳線上野幌駅」
この駅は札幌市と北広島市の境界ぎりぎりの札幌側(東側)にある。1926年に野津幌駅として開業して、1973年上野幌駅として移転開業で無人化となり、1998年に有人化の業務委託駅になっている。写真のようなプレハブの駅舎で、大都会札幌と千歳を結ぶJR千歳線にこんな小さな駅があるのは秘境の雰囲気である。
ただ、この駅は曜日と時間帯で秘境ともなれば、生徒で混雑する駅にも変わる。駅の近くに私立の高校や中学があるため、これらの生徒の登下校時はこの小さな駅とプラットフォームは生徒達でいっぱいになる。駅と学校を往復するために駐輪している自転車も数多く並んでいる。この駅は生徒のための駅といってもよいだろう。
駅舎の反対側には線路の下のトンネル道で抜けられるので反対側からも写真を撮ることにする。トンネルをくぐり、駅舎の反対側の土手道を少し登ると駅構内(というより線路)に出てしまう。一応「構内立ち入り禁止」の看板はあるものの、柵も無く土手道がそのまま線路につながっているので、看板のあたりが限界かと立ち止まる。電車でも来たら線路間際で写真を撮ろうと待ち構える。生徒達はプラットフォームの上で、こちらは線路より低い土手道でお互い電車を待っている。
到着した電車と、プラットフォームにある接続駅の案内板を一緒に入れた写真を撮る。この写真の雰囲気は田舎の駅である。でも、この案内板を拡大して接続駅名を見ると札幌側が新札幌駅、北広島側は北広島駅となっているから、千歳線でも重要な二つの駅の中間にある駅で、決して田舎の駅ではないことが分かる。
投稿者 esra : 2006年05月16日 03:39