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2006年06月03日
「トンネウス沼」
トンネウス沼は茨戸川の近くにあり、水路でこの川とつながっている。この水路で茨戸川の調整池の機能を持たせているのであろう。札幌ニュータウンの「あいの里」造成時に作られた「あいの里公園」の中央にある。この沼を取り巻いて野球場、テニスコート、遊具のある遊び場、遊歩道や芝生などがある。
この公園は自然を残すように作られていて、渡り鳥の飛来地でもある。春にはアオサギ等も見ることができる。生憎訪れた時は天候も悪く、写真のように鴨のつがいを見るだけであった。
ここは多種類のトンボの生息地でもある。オニヤンマやギンヤンマの他にアジアイトトンボ、セスジイトトンボ、アオイトトンボなど珍しいトンボをみることができる。なかでも、カラカネイトトンボは体長2.5センチくらいで文字通り唐金色をしているとのことであるが、実際には目にしていないので唐金色がどのような色であるかは説明できない。トンネウス沼も含めた篠路福移湿地にしか生息していなくて、準絶滅危惧種に指定されている。ここはトンボの秘境である。
トンボなので、夏から秋にかけてでなければ写真に収めることが出来ないので、トンネウス沼を秘境100選とする場合には、トンボの写真を加える必要があると思いながら、水面に水草が顔を出しているトンネウス沼の写真だけを撮って今回は探検を終了した。
投稿者 esra : 2006年06月03日 04:26