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2006年07月10日
白石サイクリングロード
白石サイクリングロードは、札幌市部分は厚別区と白石区にまたがる旧国鉄千歳線跡地全長9.5キロメートルを利用した自転車専用道路である。現在はこの自転車専用道路は厚別区から北広島駅までの21 Kmに延びている。さらに北広島市から恵庭市に伸びる計画があると聞いている。
厚別南公園付近から自転車でサイクリングロードに入り、まず北広島市側に向かってみる。途中厚別南緑地を突き抜けるようにして道が続いていて、緑豊かな林の中を通る道で、サイクリングには格好の場所である。当然ながら散策している人も居る。大都会の中にこんな自然の豊かなサイクリングロードが作れるところが札幌の魅力である。
旧国鉄千歳線の跡を利用している関係で、現在のJR千歳線に並行してこのサイクリングロードが走っている部分もあり、JR上野幌駅付近では電車が走って行くのを自転車に乗りながら目にすることができる。上野幌駅は札幌市と北広島市の境界にあって、当然サイクリングロードも両市の境界がある。写真は札幌市側から北広島市側を見た様子で、北広島市の表示があった。ここからは先は取材の対象ではないのでここから引き返したが、時間に余裕のあるとき北広島市の駅まで自転車で走行してみようと思っている。
今度は厚別区から白石区の方に向かうと、都心部に近づくこともあって、自動車道路の下を通るためのトンネルが多くなる。大抵のトンネルは壁に塗料を塗っただけで、大都会のトンネルには落書きがある点で、このサイクリングロードでも例外ではなく、困ったものだと思っていると、旭町トンネルには写真のタイルの装飾が施されていた。
インターネットで調べるとこの装飾は「厚別まちづくり研究会」が共栄小学校父親の会の協力を得て制作したもので、縦2メートル、横11メートルのモザイクタイルアートが2005年の9月に完成している。共栄小学校はこのサイクリングロードに沿って校舎がある。
このタイルアート制作はトンネルの落書き防止にもなるし、子供達の情操教育にも役立つだろうから、このサイクリングロードの全部のトンネルの壁をモザイクタイルアートで埋め尽くすといのはどうだろうか。現在そうなっていないところをみると、予算の問題があって実現出来ていないのだろうか。それなら、サイクリング愛好者や市民に寄付を募れば、予算の問題はクリアできそうに思えるのだが、実際のところの状況はここの住民でないので分からない。
投稿者 esra : 2006年07月10日 16:13