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2006年07月17日
サッポロさとらんどのイトトンボ
東区にあるサッポロさとらんどは、都市と農業の共存を目指して整備された田園テーマパークで、都心からわずか三十分のところに、74haの広大な公園が広がっている。雁来(かりき)新川を挟んで東北側にはモエレ沼公園があり、この公園の人工のモエレ山が近くに見える。
7月の中旬にここを訪れると、ラベンダーの植栽が見事で、園内のあちらこちらに薄紫の花の絨毯を目にすることができる。親子連れが山羊と遊んでいたり、レンタサイクル乗るカップルが居たりで、ここは景観や人工物で秘境のカテゴリーに組み入れるところでも対象ではない。ただ、偶然に目にしたイトトンボで秘境に組み入れようと思いついた。
公園の中心施設の「さとらんどセンター」前のローンのところに「さとの池」の名前のついた小さな池がある。そこに青色に輝くイトトンボが飛んでいる。あいの里公園のトンネウス沼に生息しているレッドデータリスト(準絶滅危惧種)に指定されているという「カラカネイトトンボ」写真を撮ってこの札幌100秘境選に載せたいものだと思っていたので、これは追い求めているイトトンボかと写真を撮ることに専念する。
しかし、常に飛んでいて、止まっても近づくとすぐ飛び去ってしまうイトトンボをカメラに収めるのは難しい。止まっているトンボを遠くから写して、かすかに写っているイトトンボを拡大処理したものが写真のイトトンボである。このような作業にデジカメとパソコンは威力を発揮する。
インターネットで調べて見ると、カラカネイトトンボに似たとんぼにアジアイトトンボ、セスジイトトンボ、アオイトトンボ等があって、写真のイトトンボはアジアイトトンボに一番よく似ている。アジアイトトンボでもトルコブルーのこんなきれいな色のトンボが見られるここは、トンボに関しては秘境の一つだと感じた。
投稿者 esra : 2006年07月17日 17:11
コメント
けんぞうさん<…コメント有難うございます。ブログを訂正しておきました。現在出版に向けて写真掲載の許諾願いをしている作業中に、こちらの思い込みの間違いを指摘されていたりしています。「南極圏タロ」の項目で農学部付属植物園 → 正しくは「北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」などは、元北大関係者でありながら、指摘されないと分かりません。ご指摘大変助かります。
投稿者 aoki : 2006年07月22日 05:30
「サッポロサトランド」ではなく、「サッポロさとらんど」ですよ。
投稿者 げんぞう : 2006年07月21日 20:40