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2005年07月16日

山の彼方



夏はやはり「高い山に登りたいね~」と云うことで、わたしたち探検隊の北方支部長と社長とわたしとで、現役の活火山「十勝岳」に向かいました。
大きな山で、下の写真の真ん中に点のように写っているのが、わたしです。
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サイトの確認.JPG


しばらく登ると、荒々しい山容が目前に迫ってきます。
山頂は火山の噴煙に遮られ見えません。


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草木が一本も生えていない岩石でゴツゴツの道を慎重に登ります。
わたしは足が短いので大きな岩に難儀します。


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急な崖は、社長と北方支部長がバックにわたしを入れて助けてくれます。


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途中で休憩です。2000mの高所から悠久の大地を眺めると、とってもありがたくなりました。


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延々と続く荒々しい道を勇猛果敢に登っている、わたしです。
真ん中に写っている岩の黄色いペンキが登山道の目印です。


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噴火口のお鉢の上です。硫黄の臭いが敏感なわたしの鼻にささります。
狭い尾根道なので、滑落すると即あの世行きです。
慎重に社長の後を追います。


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四時間ほどで十勝岳の頂上に着きました。
日頃、室内ワンワンとして暮らしている、わたしの快挙に先に到着されている他の登山者方々から祝福の言葉を頂きました。
狭い頂上なので、滑落防止用にしっかりと首にザイルを付けてもらいました。


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社長と北方支部長は例によってストーブに点火して焼肉と、ケースごとのBEER、わたしはワンワン弁当をしっかりと頂きました。
ワンワンと一緒に頂上で豪勢な宴会をしているわたしたちを見て、周りの方々は目を丸くしてました。


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お昼の宴会が終わる頃、今年四月に『山の彼方』に逝ってしまわれた、私たち探検隊の旭川支部長のAさんたちと一年前に登った美瑛岳が突然、霧の中から浮かび上がってきました・・・・。
Aさんが、命をかけて登ったあの美瑛岳から呼んでいるような気がして、急遽、美瑛岳への縦走を決めました。


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この、十勝岳~美瑛岳の道は、写真のように「この世」とは思えない光景です。
北方支部長は「月世界」だぁ~と、表現してました。まったく然りです。
「あの世」に至る道をわたしたちの点のような命がよりそって歩き続けている想いを実感する道でした。


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そして強風、濃霧、道迷い等で苦労してやっと肌寒い美瑛岳山頂にたどり着きました。
わたしは、社長の防寒着に包まれバックの中で寒さに震えてました。
一年前にこの場で一緒だったAさんは更なる「山の彼方」でしょうが、想い出は、はっきりとよみがえりました。
「おぉーぃぃAさぁぁん・・・」と、心で呼んでみました。。。。
「おぉぉーーー」と、風が強く、答えてくれました。。。。

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帰りも急な崖やら渡渉やらで苦労の連続でしたが、無事に下山できました。
・・と云うわけで、今日は12時間山の中をうろついてました・・・
北方支部長には、抱っこや食事や写真で、今回もたいへんお世話になりました。


投稿者 fugu : 2005年07月16日 23:31

コメント

この北の大地、この北の山々、
この北の忘れられない日々

心を癒す大地……

投稿者 石 : 2005年07月23日 02:51

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