« 2005年09月 | メイン | 2005年11月 »
2005年10月29日
ニセコキノコ調査隊
秋は味覚ということで、わたしたち「札幌秘境探検隊」の面々は「ニセコキノコ調査隊」と改名して、ニセコの山荘周辺のキノコ調査に出かけました。
わたしも皆様の足手まといにならないように気を遣い、駆け足でキノコの森に向かいました。
奥深い山道を暫らく行くと、調査隊の皆様の霊感とわたしのワンワン嗅覚に、何か、キノコの霊気を感じ、物の怪に誘われるように藪の中に踏み込みました。
藪の中では、背丈の何倍もの草木に行く手を阻まれ歩き回るだけで精一杯でした。
でも微かに、わたしたちを呼んでいる声が聞こえてきました。
わたしも藪の中で精神を研ぎ澄まして、その在り処を探しました。
幻のキノコさんについに逢うことが出来ました。
枯葉に埋もれて、誰にも知られることもなく、純白の丸っこい神々しい姿で私達を待っていてくれました。
このキノコさんは「オシロイシメジ」といって、とても香りがよく、美味しくて、お店では売っていない貴種だそうです。
近づくと先日のシュールストロミングとは対極の典雅な香りで、感涙に咽びそうになりました♪
わたしがキノコさんの頭をペロペロするとキノコさんは、「チョコちゃんに会えてよかった」、と、打ち震えながら出会いの喜びを伝えてくれました。
きっと、寂しかったのですねぇ~!
勿論、親戚や知り合いの仲間さんキノコも、ここの周囲の集落に大家族で暮らしておりました。
当然、しっかりと皆様の面倒もみました♪♪♪
山荘に戻り、さっそく温かいキノコ汁を肴に宴会となり、わたしもソファーでヤレヤレして幸せな気分でくつろいでいたら、社長は突然、「チョコ、今夜はテントで寝るよ!」と言い出しました。
せっかくの温泉付き山荘に、のんびりしに来たのに、何を好んでこの寒空の下、野営をするのかと、わたしは愕然とし絶望的になり頭がクラクラしました・・。
といってNoとも言えない社員の身・・、他の皆様に同情されながら、渋々テントに引越しました。
夜半には、みぞれが降りだしテント内は凍りつき、バッグの中では寒さで寝付けなくなり、社長の寝袋にもぐりこみ、我が身の不幸を嘆き震えながら朝を待ってました。
朝、社長は「チョコの鼾で寝られなかった・・」と、いやみを言ってましたが。。。
翌日は、山の頂上に登りました。
不思議な事に、頂上には大根の畑(写真左側)があり、栽培管理者のs隊長が自由に持って行って良いよと言ってくれたので♪
皆で大きな大根を担いで下山しました。
帰宅し社長は、わたしよりも重くて大きい巨大大根を見て、「大根の奇跡だぁ~」と感激し、さっそくの撮影でした!?・・。
その後、社長は毎日毎日辛そうに大根おろしを食べてました・・・
ご安心を、わたしは大根は食べませんので・・♪
2005年10月22日
電気・情報関係学会北海道支部連合大会ワンワン参加
小雨の朝、北海道大学の大きな建物で開催される学会に参加しました。
バッグに入ったわたしとヨレヨレの社長の風体を見て受付さんはビックリし戸惑ってましたが、いつもわたしをナデナデしてくれる「A先生」がわたしに声をかけてくれたので、ニコニコとわたし達の参加を納得してくれました。
講演会々場では、わたしには理解不能のややこしい話を子守唄代わりに心地よく「うとうと」してましたが、社長が壇上に上がりプロジェクターを指差しながら発表を始めたので社員のわたしも寝ているわけにもいかず、真面目に聞いている振りをしてました。日々わたしとワンワン会話でのもどかしい暮らしをしている社長は、会場の皆様の理知的な質問に嬉しそうに答えてました。
わたしも、そのような会話を社長としたいのですが、なにせ、クンクンとお手をしながら目で語ることしか出来ません・・
せめてもと、お家に帰って社長の顔をペロペロして労をねぎらいました♪
2005年10月18日
満月に吠える
夜なのに妙に明るいので見上げると、大きなお月さんがお空からこぼれそうになって輝いてました。
社長は急に「チョコ写真を撮りに行こ!」と、言い出し、いつもの川原の散歩道で撮影です。社長は、わたしが満月に吠える姿を期待していたようですが、わたしは絶対に吠えないように教育を受けてきました。
まして、満月だからといって騒ぐ必然性はありません!
実は素面で満月を見て、意味無く、はしゃぎ騒いでいたのは、社長でした。
月に向かってブツブツと意味不明の言葉を発してました。
彼こそ狼さんの子孫かも♪。わたしはだしにされたようです。
そのうちだんだんと暗くなり・・、寒さと、あほらしさで、わたしは、早くお家に帰りササミご飯を「食べたいなぁ~」と、それだけ考えて、頭がいっぱいでした♪
2005年10月15日
苦難の日々♪
お尻の傷が治りきらない私のオムツ姿と、庭の畑から拾い集めた野菜くずのごった煮料理の鍋を写真に写して、「私たちの困窮生活の記録を残すのだぁ」と社長は喜んでました。
本人は、奥さんに逃げられ、オムツの取れない乳飲み子を抱えて、当惑困窮絶望した生活の様をイメージしているようです。
でも、この野菜ごった煮はワインやらビールやらお酒やらがいっぱい入っている栄養満点の特製ケンチン汁だそうで病院のお母さんに持っていったら、とっても美味しいと喜んでいたそうです・・・
2005年10月13日
一輪の白菊
先々月のお盆の時に備えたお花で、この一本の白菊さんだけが、その後もずぅ~っと頑張って、二ヶ月間も健気に咲き続けてくれてました。社長も「奇跡の菊だぁ~」、と驚いて、毎朝お水を取り替えて世話をしてました。
でも、今朝とうとう花も葉も力尽きて「チョコちゃんさようなら・・」と、わたしに、しおれた葉っぱの手で握手を求めてきました。
毎朝あいさつしていた仲良しの白菊さんとの急な別れは信じ難く、わたしは激しく首を振って否定しました!
とは、云っても月日のうつろいは、浮世の定めと悟り、ゴミ箱に向かう白菊さんの顔にペロペロして、感謝の想いをしっかり伝えました。社長は「あんなに頑張ってくれた菊とは二度と会えないなぁ~」と、わたしの目を見て神妙に語ってました・・
2005年10月10日
山でシャブシャブ鍋
『体育の日』、と云うことで社長と札幌秘境探検隊の仲間さん四人とで、滋養補給登山に行ってきました。
一昨日に手術したばかりのわたしは、オムツを付けてのモタモタ歩きなので社長は自力登山は無理と判断し、バックで運んでくれました。
わたしは病みあがりで、精彩無く、目もうつろでした。
頂上に到着して仲間の皆様がテントを設営してくれました、わたしもホットしました♪
今回の頂上宴会は、「シャブシャブ鍋」でした。
いつもは焼肉宴会でテント内は煙がモウモウで、わたしの鼻も燻製状態になるのですが、今回はお肉をお湯で煮ただけのお料理なので、わたしも皆様と一緒に同じ鍋をツツキ味わうことが出来ました。
同じ食物を頂いて、お互いに「オイシイネ♪」と感じ合うのは、生き物の種を超えての感動でした♪美味しくて、ベロがペロペロ勝手に動くのを止める理性を今回は無視しました♪。というわけで、楽しい食事を頂き、すっかり元気になり下山しました。
やはり浮世は皆で美味しく食事を頂くことで希望が見えてきますねぇ♪
2005年10月08日
情けないです・・
わたしも、生身のワンワンです。
たまには、調子の悪い事もあります。
お尻の匂い袋が腫れ上がって、食事も頂けないほど辛くなりました。
いつものどうぶつ病院で全身麻酔をかけて切開手術をしました。
お昼に治療を受けて、麻酔から醒めたら5時でした。
社長は、その間、「これ幸いと」、藻岩山へ登山に行き、「存分に走り回って来た」と、
暢気な事を云ってました。
お母さんが居てくれたら、もっと心配してくれ、優しくしてくれるのですが・・社長の能天気思考では、わたし自身で頑張るしかありません・・・
だから、ばい菌が入ると大変なので、オムツパンツをはいて養生してます。
情けないです・・・が。
辛抱と云う言葉が頭をよぎりましたぁ・・
2005年10月07日
巨大ホテル
わたしは社長の行く先々、何処にでもくっついて行きます。
今日は、お部屋が1000以上もある大きなホテルに、社長とお客さんとわたしとで行ってきました。
一階のロビーもたいへん広く、訳の解らない彫刻がデェ~ンと飾ってありました。
わたしも、彫刻の真似をしてポーズをとってみました。
社長とお客さんは、レストランで食事をしながら打ち合わせでした。
わたしはレストランに入れないので、ロビーの片隅でジィ~ットして待ってました。
慣れているとは云うものの、やはり心細いものです・・・
2005年10月02日
山の記念写真
今回の登山は、社長と二人で秋の清々しい風に吹かれて、のんびり登山でした。
社長は初めてカメラのセルフタイマーを使って、わたし達の写真を撮りました。
社長とは24時間一緒に行動しておりますが、一緒の写真はあまりありません。
今回は、いい記念です。
平凡な暮らしの断面ですが、私の記憶に大事にしまっておきます♪