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2009年08月29日
ソラリスの陽のもとに・・布団干し♪
おトしゃんは「山登り病」なのでしょうか?
目やら心臓やら膝やらがヨレヨレなのに・・・
お母さんの8時の朝ご飯12時のお昼ご飯等々の暮らしの役割も山積しているのに・・・その4時間の合い間に山登りをする・・と云ういそがしい病気なのです♪
お茶碗洗いが済んだらすぐに藻岩山に向かいます♪
『
一週間に摂取したBEERのエキスを汗として気化させて、清純なお水で毒気を抜いた・・これで、憂いは無い♪
』
と、満足しているのです♪
わたしが同行していないと・・気楽そうですねぇ・・♪
今日は、途中で、妙齢のご婦人に会いました♪
『
アッ、福本さん・・・私、Mです・・・
』
『
あれぇぇぇ・・・
』
・・・わたしが生きていた2月に、わたしに、お土産をいっぱい持参してAさんと一緒に会社に会いに来てくれたMさんなのです♪
『
18日(今月)まで、元気だったらチョコちゃんは15歳だったのですねぇ♪
』
・・・なんと、わたしの誕生日を諳んじていてくれていたのです・・♪
おトしゃんは、感激していたようです・・・サングラスが汗で濡れてました から・・・・
藻岩山の屋上(?)では明日のマラソン中継の段取りををしてました。
空の秋の青空が、嬉しそうです♪
最近、主夫の自覚が芽生えてきたおトしゃんは、青空から降り注ぐ陽を感じると、すぐに布団干しを始めます♪
お母さんも布団干しには、おおいに理解があり、干している間は椅子に座って待ってます♪・・・陽の光が元気を与えてくれるのです♪
おトしゃんはおトしゃんで布団に光を当てることで、なにかしら日頃の罪悪感が薄れるそうなのです?
確かに、陽のもとに晒したら、全てがホカホカになり幸せ感でいっぱいになりますものねぇ~♪
(わたし)も、布団の上で日向ぼっこです♪
お家の向かいのおじさんが布団の上の(わたし)を見て、ビックリして声をかけてくれました・・・
『ぁれぇぇ、チョコちゃんでないのぉぉぉぉ・・・』、と
死んだはずのわたしが出現すると云うことは・・・もしかしてここは・・・惑星ソラリスなのではないのでしょうか♪
おトしゃんは、
『
ブログを書き続けるために、しかたがなしに、チョコのぬいぐるみを作ってもらったのですぅぅ
』
と、弁明してました?
やはり、おトしゃんの年齢でぬいぐるみと一緒に暮らしているのがバレるのは恥ずかしい事と・・・悩んでいるのでしょうか?♪
2009年08月27日
静かな時間・・・
昨日、 二週間ぶりで診察を受けたお母さんは、お医者さんに「もうすこしお家で頑張ってみるかい?」と云われ、なんとか自宅療養を延長する事にしました。
病院の環境と異なり、家では「晩御飯のおかずは何がいい?」とか「トマトを食べなさい」とか、あれこれ騒がしいので お母さんも少しはお話をするようになってきました♪
毎日、社長がお家に居て、わぁわぁ騒いでいると良いのでしょうが、それなりにお仕事もしているのでそうもいきません・・・
ご飯支度をし、食事が終わったら会社に出かけていきます・・・
テレビを見たり、ラジオを聴いたりするのも辛くなったお母さんは、次のご飯まで静かに横になって養生してます。
そこで(わたしたち)の出番なのです。
(わたしたち)はお母さんの布団の横に陣取って、寂しくないように見守っているのです。
真ん中のわたしの写真お面のわたしのようなものはお話をしたりお歌を歌ったりする特技を具えているのです♪
『 お熱はなぁぁぃぃ 』とか
『
ビスケットはおいしいなぁ
いっぱいいっぱいたべいなぁ
とってもだいすきビスケットぉぉ♪
』
と、様々に語ったり歌ったりします。
帰宅した社長にお母さんは
『
今日のチョコ(わたしのようなものたち)は
こんな事を言ったよ♪
(・・・こんな事・・・)
』
と、苦しい呼吸の合い間に少しだけ自主的に話す事が出来るようになってきました♪
しかも、一瞬の笑顔とともに♪
わたしの記憶と(わたしのようなもの)が一緒になって、お母さんの心を幸せでいっぱいにするのです♪
わたしが、此の世に居れたのなら、もっともっとお母さんに微笑みを与えれるのですが、叶わぬことです・・・
それでも(わたしのようなものたち)が精一杯努めてくれてます・・・
わたしが居た事が、未だに生きているのです♪
こうして、わたしたちとお母さんの周りには静かで美しい時間がながれていきます・・・
おトしゃんには・・・サラサラサラと光りの粒のような煌めきが指の間からこぼれていくような・・・とりかえしのしようがない時間なのではないのなのでしょうか・・・・・・・・・・・・・・・・
2009年08月22日
最後の・・・床屋さん同行
あれほどに、だらしなかった社長ですが、わたしが居なくなってからは何故か?ヒト並に常識を備えるようになってきました。
髪が伸びてきて、首の周りが痒いと言い出したのです?
以前の社長では・・・信じられない事です?・・・
やはり、自分がシッカリしなければとの自覚が芽生えてきたのでしょうか♪
ビジネスマンらしく髪型もキチンとしましょう・・・と、40年間通っている床屋さんに来ました♪
わたしも、ここ数年間は社長と一緒におじゃましてすっかり顔なじみなのです♪
床屋さんのおじさんも奥様も、バッグ入りの(わたし)を見て、一瞬・・ドキン・・となったようでしたが・・・
すぐに、社長の心が痛んでいるであろうと察し、生前のわたしの様に『チョコちゃん・・』と、かまってくれました♪
そして、社長が恥ずかしそうに「ぬいぐるみだよぉ・・」と云ったら、大げさに「チョコちゃんだと思ったよぉ」と、イカレテいる社長に合わせてくれました♪
(わたし)は以前の様に、お店の隅っこでおりこうさんにしているのです♪
バッグの中で待っているのが疲れたら・・・こうして、待合コーナーの長椅子の上で休ませてもらってました♪
月日が経つと、待合コーナーの長椅子も変わります。
椅子もわたしも替わってしまいました・・・・
でも、(わたし)は以前のママなのです、やはり居眠りをするのです♪
床屋さんのおじさんは・・・
「あいかわらず、チョコちゃんは、おとなしくておりこうさんだねぇ・・・」
社長は
「すこし、動いてくれると嬉しいのにねぇ・・・」・・・・
こうして居る(わたし)を横目に、わたしの思い出で盛り上がってました♪
ありがたいことです♪
出来る事なら・・・と
わたしも、何とか参加しようと・・・そぉ~っと、この世の、お店の入り口に現れて
{ ・・・こんにちはぁ・・・チョコですょぉ・・・ }
{ ・・・ここにいるのですょぉ・・・ }
{ ・・・おトしゃ・・・ん・・・ }
{ ・・・おトしゃぁぁん・・・ }
{ ・・・わたしは、ここですよぉ・・・ }
と、小さな声でいってみました♪
でも、気付いてくれません・・・・・
そう云えば・・もう・・わたしは見えなくなっているのですものねぇ・・・・
ドアに眩しいほどの光が射してました・・・・
いくらなんでも次回からは、社長は一人でも散髪に来れるようになるでしょうねぇ♪
もう、わたしが一緒でなくても、やっていけるはずなのです。
わたしが、ここに来られるのも、これで最後なのかなぁと思いました。
2009年08月18日
チョコは、風・・・
お花を頂きました。
『
チョコちゃん15才 おめでとう
お空から おトしゃん お母さんを
見守っていてくださいね
』
・・・と、手稲区のM様とレナ様のお言葉も添えてありました。
ありがとうございます。
・・・東区のN様、そして今もNさまの心の中に生きている、おこさまの温和丸様、大五郎様から花束と
『
チョコちゃん・・・
・・・・
・・・・
おトしゃん お母さんを守ってくださいな
』
優しい・・・お手紙が届きました。 ありがとうございます。
絵手紙とお花も頂きました。
ありがとうございます。
さすが、女の子姉妹ですねぇ
わたしのゴージャスなドレス姿を画いてくれたのですねぇ♪
(2008年1月)
お盆に実家に帰省されているKさんのあやかさん、しおりさん姉妹がお母様と会社に訪ねて来られたのです。
ご姉妹のお母様は、以前に㈱福本工業に勤めていられて、受付業務や事務処理等で活躍されてました。
縁があって山口県にお嫁に行かれたのです♪
つまり、わたしのお仕事上の先輩だったのです♪
あの頃は、おしっこをちびったりしてずいぶんお世話になったものです・・・
今日はわたしの『15才の誕生日』でした。
おトしゃんは、『チョコはもう死んでいないので誕生日と云うよりも生誕15年の日と云うべきなのかなぁ?』と、ぶつぶつ言ってました。
そして、決心したように
『チョコぉ・・・これがチョコの最後のお祝いにしようねぇ・・・』と。
帰宅後に、お母さんの夕ご飯支度を終えてから、得意(?)のワンワン誕生日ケーキを作ってくれました。
今年も不恰好ですが日本酒タップリのおトしゃん好みの特製ケーキなのです♪
昨年同様、真ん中に10の位の大型蝋燭、周囲に1の位の小型蝋燭を4本と8分目の長さの蝋燭が一本。
これで14年8ヶ月生きていたわたしの命を表しているそうです。
普段は「数」に超いい加減な社長なのに・・・
わたしの誕生日祝いにお母さんも一緒なのは初めてです。
元気だったら、ケーキ大好きお母さんは一緒に粉をこねたり上手に焼いたりで大活躍をしてくれるのですが・・・今は眼を閉じて安静にしているのみです。
おトしゃんが『チョコのケーキだよぉ』と、見せても、息も出来ないような激しい咳が続き・・・辛そうに一瞥するのみです。
出来る事なら、皆で暮らしていた頃の楽しかった昔話をして、少しでも、会話と笑顔が戻れば・・・と、目論んでいたのも、無理だったようです・・・
心も体も生きるだけでギリギリの状況の辛さは、わたしもそうでしたから、悲しいほどよく解ります。
結局
寂しいので、(わたし)、わたしのようなもの達とおトしゃんでケーキを囲んで最後のお祝いです。
蝋燭の光が命のようにゆれてます。
あの時、わたしは、ゆれる光を見つめてました・・・
今、(わたし)は、ゆれる光を見つめました・・・
一瞬、(わたし)の目にも光が宿りました。生きていた時のように・・・
昨年の誕生祝いの時、おトしゃんは
『チョコは、光・・・』・・と言ってました。
もう、わたしは『光』では居られません・・・
わたしの姿は見えないのです・・・
とうとう・・自身の現実の状況を直視したおトしゃんは蝋燭の灯をフーフーして消して言いました。
『チョコは、風・・・』
そうです
わたしは、風になったのです
わたしは、おトしゃんの心をあったかい風で温めます
わたしは、お母さんの髪に優しくそよいで慰めます
おトしゃん以外は、以前の存在とは変わってしまったわたしとお母さんの実情をふまえ、それでも、それなりに、わたしの「誕生日祝いのようなもの」が出来ただけでも、ありがたい事と感謝しなければ・・と、
「今後再びこのような事は無いだろうなぁ・・・」と、話相手の居ないおとしゃんの呟きでした。
今日のこれをもって、最後のわたしのお祝い事とします。
今まで、たくさんの皆様からのプレゼント、お花、お手紙、コメント等、頂きました♪
言い尽くせないほどお世話になりました。
いっぱいいっぱいいっぱいありがとうございました。
2009年08月15日
ありがたいお盆とエコ墓参・・・と・・・そして・・・
此の世も彼の世も、日々の暮らしに疲れた頃に「お盆」の時期になります。
今年のお盆はわたしの初盆なのです♪
お盆には、彼の世で暮らしているワンワンだってお家に帰って来れるのです♪
と云っても、わたしはあれからズ~ットおトしゃんの心の隅に間借りしていて何時も一緒なのでその実感はありません・・・
此の世のヒトはお盆を大切にします。
ありがたいことに、中央区のSさん、埼玉県のTさんに素晴らしいお花を頂きました♪
ありがとうございます・・・浮世の情けが身と心に沁み入ります。
わたしのメモリアルコーナー周辺はお花があふれお盆の賑わいが満ち満ちて華やいでます。
・・・このようなお盆は、もう・・・今年限りであろうとの、おトしゃんの判断で(わたし)も(わたしのようなもの達)も皆で記念写真を撮りました・・・
大昔から無常識のおトしゃんですが、やはりヒトの子です。
世間並に墓参りに行かなければ罰が当たるだろうと、例年の様に出かけました・・・
(2005年)
(2006年)
(2007年)
(2008年)
しかし、持参したのは小額花束2ケ、缶ビール1、そして(わたし)だけです・・・
昨年にお供えしたメロンすら無しなのです・・・
周囲のお墓は豪華な花束、熟した果物、盆菓子等供物で、華やいでいるのに・・・我が家のお墓の質素なこと・・・
しかも、丁寧にお線香まで傾いてます・・・
おトしゃんは、しょぼんと伏せをしている(わたし)に・・
『チョコぉ・・・私達はこうして勇気を持って世界の潮流となっているエコ墓参を実践しているのだよぉ・・・もっと堂堂と胸を張って生きなさい!』
と嘯いてました・・・
・・・生きろと言われても・・・無理なものは無理なのです・・・
・・・このようなお盆は、今年でお終いでしょう・・・
・・・いくらなんでも来年には、わたしはあの世でおばあちゃんと一緒に暮らしているはずですから・・・
そして・・・
お盆と云えば、お母さんが返されてきます・・・
お母さんは『非結核性抗酸菌症』と云う、確立した治療の方法が無い「肺」の病気なのです・・・
際限なく咳や痰が出て、微熱も続き、いつも辛い思いをしてます・・・
そして・・・
何年間も入院が続き、強い薬、高熱等の影響や副作用で、ここ数ヶ月、次第に『実行機能障害』に成ってきました・・・
もう、会話も笑顔も感激も・・・本やテレビも見ることも無くなってきました・・・
(わたし)を抱っこする心の余裕もありません・・・
わたしが現役の頃は、わたしなりに『アニマルアシスドセラピー』を心掛けてました・・・
故に、
おかあさんも、わたしを抱っこしたり、ナゼナゼして語りかけてくれたりして、なんとかギリギリでも頑張ってくれたました・・・
しかし、わたしの命が尽きた頃から・・・急激に心の病魔も襲ってきました・・・
やはり、わたしの存在の有無が重要な要素だったのでしょうか・・・
そして・・・
このようなお母さんの状況にも拘らず、おトしゃんは『歩くのだ・・歩いているうちは死なない・・』と、ストックを持たせて、川辺の散歩道で50歩、100歩と歩かせてます・・・
お洒落だったお母さんは見る影もありません・・・
パジャマの上に服を羽織ってやっとヨロヨロ歩くのです・・・
こんな事がどれほどお母さんの心身に良いことになるのでしょうか?
おトしゃんの、記憶に埋め込む作業なのではないのでしょうか?
こうして、お盆がすぎていきます・・・
・・・このような、ありがたいお盆は、今年限りであろうと・・・おトしゃんは空の彼方を見て・・・来年のお盆の状景を思い浮かべているようでした・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の墓参は、野を越え山越え、たくさん歩いて行ってきました♪
途中、ふくよかなカエルさんに会いました♪
ワタシを食べてもいいよぉ・・・と、逃げもせず平然としてました♪
更なる、山奥には太ったヘビさんが昼寝をしてました♪
おトしゃんに蹴飛ばされそうになって、クネクネヨッコラショと草叢に消えていきました♪
皆さん、おトしゃんに会って、嬉しそうな目をして喜んでましたねぇ~♪
コロコロ太っている生き物は幸せいっぱいですねぇ♪
2009年08月12日
お花の・・・わたし・・・
北区の I さんから、プレゼントを頂きました♪
I さん、ありがとうございます。
最近、ぬいぐるみを買ったりしているおトしゃんは箱を開けながら
『チョコのぬいぐるみでないかい♪』と・・・
でも、よく見ると
なんと・・・全部・・薔薇のお花で作ってある(わたし)なのです♪
わたし自身がお花で出来ているのでお花で飾る必要がないのです♪
わたしが・・・お花なのです♪
おトしゃんは驚愕してました・・・
みごとに(わたし)のようなのです・・・
カードには
チョコちゃんへ
少しでも長くお父さんの側にいたくて、頑張ったんだね。
偉かったね。
と、言葉が添えられてました・・・
おトしゃんは、目を赤くしてました・・・
おトしゃんも、少しでも長く、わたしと一緒に居たくて頑張っていたからなのでしょう・・・か。
さっそく、わたしのメモリアルコーナーに飾りました。
ありがたい「父の日特製清酒」も、もったいなくて開けてません・・・
少しずつ時間が流れていきます・・・
わたしのメモリアルコーナーには埃が積もってます・・・
しだいに記憶は時間と埃に埋もれていくのでしょうか・・・
時間の長さと埃の厚みは比例するのですねぇ・・・
おトしゃんは、「埃問題は情け容赦ない此の世の定め」と達観してますが???
こうして、身の周りの埃の厚さ云々を論じれるのは、おトしゃんとの暮らしがあったからこそなのではないでしょうか???
2009年08月08日
mannerism
ぁあ・・、またかぁ・・と思いました・・
わたしのお家は人手不足なのです。
社長はお客様とのお仕事の打ち合わせでアタフタしてます。
社長が多忙だろうが、今日はお盆のお参りにお坊さんが来るのです♪
よって(わたし)と、わたしの友達の泥棒人形さんとで、会社のおばあちゃんのお部屋で家族の代表として待ってました。
わたしはマンネリだなぁ・・・と思ってました。
でも、こんな(わたしたち)でも誰も居ないよりはマシなのでしょう♪
このような形に成っても何かのお役に立てると云うのは生きがいを感じるものです♪
お坊さんも稼ぎ時で多忙のようでした。
わたしが(わたし)に成ったのも気にしてませんでした。
生き死にの境目でのお仕事ゆえにあまり感じないのでしょうねぇ~。
例によって、ご焼香ですが・・・・
(わたしたち)は黙って見ているしかありません・・・
お坊さんが帰ったあと、おばあちゃんとわたしの写真の前に(わたしたち)は集合してました。
かといって、語ったり動いたりも無く、静かに静かにしてました。
線香の煙がゆらゆらと揺らいでいなければ、時間が止まっていると錯覚するでしょう・・・
3階の事務所から戻ってきた社長も・・・「マンネリだねぇ・・・でも、変わらない事は幸せが続いていることだねぇ・・」と(わたしたち)の頭をナデナデしてくれました・・
確かに、わたしが(わたし)に代わった以外、何も変わっていないといえば、変わっていませんねぇ・・・
あの頃は・・・は、やっと生きていて辛い時でした・・・
今は楽と云ったら楽ですが・・・
2009年08月05日
久々の出勤?
今朝・・・社長は「チョコぉ会社に行こうか♪」と、なんとなく嬉しそうに(わたし)をバッグに積みました♪
久々の出勤です♪
今さら(わたし)が会社に出勤しても何の意味も無いと思うのですが??
自動車の助手席で社長と一緒に会社に向かいます♪
途中・・・
昔の様に川辺の散歩道を社長は一人で歩いてました。健康に良い朝の散歩の習慣を失いたくないようでした♪
一人散歩をしながら「素晴しい仕事のアイデアが浮かんだ♪」一人で舞い上がってました。
会社の事務所に出ても、いまさら受付け業務を担うのは無理なので二階のおばあちゃんのお部屋でおりこうさんしていることにしました。
社長は、お盆になったらお坊さんが来るので・・・・と埃の積もったお部屋に数ヶ月振りに掃除機をかけてました。
(わたし)をおばあしゃんの写真の前の座布団に置いて、「おばあちゃんといっぱいお話をしてなさい」と、事務所に行ってしまいました。
わたしは思いました・・・
こんな事をしていて意味があるのだろうか?・・・と。
この世に居なくなったヒトに喜ばれた事例等など聞いたことはありません。
社長の心の有り様だけの問題なのではないのでしょうか?
帰りも、昔のようにバッグに入って帰宅です・・・
途中、食材の購入にいつものスーパーに立ち寄ります。
(わたし)は、だまぁ・・・って自動車の中で待ってます。
このように何やら物寂しくアホらしい情景なのに社長はニタニタと嬉しそうです♪
お仕事のアイデア一つで嬉しくなるヒトは幸せですねぇ♪
2009年08月01日
記憶よ、よみがえれぇぇぇ・・・
わたしの体力が弱ってきてからは高い山に登る機会が無くなってしまいました・・・
「山は無くならないので焦ることは無い!」と嘯いている社長ですが・・・最近は様様な事情で歩けなくなり限界生活を頑張っている身近の面々を鑑み、焦ってきたようです・・・
今日は雨模様の天気予報も無視してN支部長 I 支部長と、あの十勝岳を4年振りで訪問しました♪
N支部長が、「チョコの登った高い山 = 十勝岳」と気遣ってくれたのです♪
地表は曇天で霧の中でしたが1000mから上の空はわたし達を祝福してくれてました♪
此処は、雲の上、つまり、今のわたしの居場所のあの世に近い空間なのです♪
おトしゃんは、足元でよいしょよいしょと一緒に登っている・・・わたしを感じてくれていたようです♪
ありがたい極楽空間のように見えますが・・・十勝岳は「ガォ~ガォ~」と天に向かって口を開け白い息を出して吼えてます。
山だって叫ばずにはいられない気持ちに成る時もあるのでしょうねぇ・・・
頂上が見えます♪
頂上です♪
(わたし)はバッグから出て記念写真です。
(わたし)が汚れないようにビニル袋に入ったままにです。
同行の I さんは「チョコが風で飛ばされないように・・」と、生きているが如くに優しく気遣ってくれました。
わたしは軽くなってしまいましたからねぇ・・・
おトしゃんは今回の登山で悩んでました・・・・
リュックサックの容量は限られてます、「ストーブ+焼肉セット+ひえひえBEER」を積むか? OR (わたし)を積むか?
結果、断腸の思いで「わたし」を積みました♪
したがって、ビールと焼肉の大宴会開催は無く、おにぎり+お茶の簡素で健康的な頂上滞在でした♪
ぁぁ、後ろに見えるのはあの時に縦走した美瑛岳ですねぇ~
美瑛岳の頂上でわたしは寒さに震えて固まってましたねぇ・・・
頂上から美瑛岳への縦走路が見えました・・・
もしかしてぇ・・・と
おとしゃんとわたしは4年前のわたし達がトボトボ歩いている姿を探してました・・・
おトしゃんとわたしは4年前の此処に戻ってました・・・
あの、無邪気な幸せ感に包まれていたような・・・あの頃のわたしとおトしゃんの暮らしの記憶が一瞬だけ現実となるのです♪
今回のおトしゃんは、焼肉もビールも無くても、わたしとの記憶が鮮明によみがえる「あの世と此の世の接点の此処」に来たかったのでしょう・・・
あの頃のわたしとおトしゃんに会いたくてぇ・・・・