« お花の・・・わたし・・・ | メイン | チョコは、風・・・ »
2009年08月15日
ありがたいお盆とエコ墓参・・・と・・・そして・・・
此の世も彼の世も、日々の暮らしに疲れた頃に「お盆」の時期になります。
今年のお盆はわたしの初盆なのです♪
お盆には、彼の世で暮らしているワンワンだってお家に帰って来れるのです♪
と云っても、わたしはあれからズ~ットおトしゃんの心の隅に間借りしていて何時も一緒なのでその実感はありません・・・
此の世のヒトはお盆を大切にします。
ありがたいことに、中央区のSさん、埼玉県のTさんに素晴らしいお花を頂きました♪
ありがとうございます・・・浮世の情けが身と心に沁み入ります。
わたしのメモリアルコーナー周辺はお花があふれお盆の賑わいが満ち満ちて華やいでます。
・・・このようなお盆は、もう・・・今年限りであろうとの、おトしゃんの判断で(わたし)も(わたしのようなもの達)も皆で記念写真を撮りました・・・
大昔から無常識のおトしゃんですが、やはりヒトの子です。
世間並に墓参りに行かなければ罰が当たるだろうと、例年の様に出かけました・・・
(2005年)
(2006年)
(2007年)
(2008年)
しかし、持参したのは小額花束2ケ、缶ビール1、そして(わたし)だけです・・・
昨年にお供えしたメロンすら無しなのです・・・
周囲のお墓は豪華な花束、熟した果物、盆菓子等供物で、華やいでいるのに・・・我が家のお墓の質素なこと・・・
しかも、丁寧にお線香まで傾いてます・・・
おトしゃんは、しょぼんと伏せをしている(わたし)に・・
『チョコぉ・・・私達はこうして勇気を持って世界の潮流となっているエコ墓参を実践しているのだよぉ・・・もっと堂堂と胸を張って生きなさい!』
と嘯いてました・・・
・・・生きろと言われても・・・無理なものは無理なのです・・・
・・・このようなお盆は、今年でお終いでしょう・・・
・・・いくらなんでも来年には、わたしはあの世でおばあちゃんと一緒に暮らしているはずですから・・・
そして・・・
お盆と云えば、お母さんが返されてきます・・・
お母さんは『非結核性抗酸菌症』と云う、確立した治療の方法が無い「肺」の病気なのです・・・
際限なく咳や痰が出て、微熱も続き、いつも辛い思いをしてます・・・
そして・・・
何年間も入院が続き、強い薬、高熱等の影響や副作用で、ここ数ヶ月、次第に『実行機能障害』に成ってきました・・・
もう、会話も笑顔も感激も・・・本やテレビも見ることも無くなってきました・・・
(わたし)を抱っこする心の余裕もありません・・・
わたしが現役の頃は、わたしなりに『アニマルアシスドセラピー』を心掛けてました・・・
故に、
おかあさんも、わたしを抱っこしたり、ナゼナゼして語りかけてくれたりして、なんとかギリギリでも頑張ってくれたました・・・
しかし、わたしの命が尽きた頃から・・・急激に心の病魔も襲ってきました・・・
やはり、わたしの存在の有無が重要な要素だったのでしょうか・・・
そして・・・
このようなお母さんの状況にも拘らず、おトしゃんは『歩くのだ・・歩いているうちは死なない・・』と、ストックを持たせて、川辺の散歩道で50歩、100歩と歩かせてます・・・
お洒落だったお母さんは見る影もありません・・・
パジャマの上に服を羽織ってやっとヨロヨロ歩くのです・・・
こんな事がどれほどお母さんの心身に良いことになるのでしょうか?
おトしゃんの、記憶に埋め込む作業なのではないのでしょうか?
こうして、お盆がすぎていきます・・・
・・・このような、ありがたいお盆は、今年限りであろうと・・・おトしゃんは空の彼方を見て・・・来年のお盆の状景を思い浮かべているようでした・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の墓参は、野を越え山越え、たくさん歩いて行ってきました♪
途中、ふくよかなカエルさんに会いました♪
ワタシを食べてもいいよぉ・・・と、逃げもせず平然としてました♪
更なる、山奥には太ったヘビさんが昼寝をしてました♪
おトしゃんに蹴飛ばされそうになって、クネクネヨッコラショと草叢に消えていきました♪
皆さん、おトしゃんに会って、嬉しそうな目をして喜んでましたねぇ~♪
コロコロ太っている生き物は幸せいっぱいですねぇ♪
投稿者 choko : 2009年08月15日 19:21
コメント
この前某NHKで(某の意味ないかな)日本の核武装を
議論する特集をやっていましたが、こんなものに費やす
国家の金や労力を医療技術発展に置換したら、非結核性
抗酸菌症をやっつけることも出来るのでは(この病気に
限らず)と思いました。
投稿者 SUBARU : 2009年08月17日 19:43