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2009年12月19日

Oさん さようなら・・・

昨日、おトしゃんの親友のOさんがお空の彼方に旅立ってしまいました・・・

Oさんが命を戦っている頃のお空は血の色で悲しみがいっぱいのお空でした・・・
わたしとおトしゃんはお空が泣いている・・・ねぇ・・と、胸がつまりました。

DSC04650.JPG
(2009年10月)

最初の出会いは、四十数年前、小樽の高校に転校してきた一人ぼっちのおトしゃんに、初めて声を掛けてくれたのが当時15歳のOさんでした・・おトしゃんも15歳でした♪

それ以来、それぞれのお仕事人生でしたが、ああでもない、こうでもないとお互いにそれなりやこれなりを確認しながら世にはばかって生きてきたのです・・・

お互いが悪タレガキだった頃の思い出がよみがえるそうです・・・

そして・・・・

忘れもしません、この「ワンワンの会社勤務」ブログを始めて間もなくの時でした。Oさんは事故で大怪我をし首から下の感覚がなくなり、全身が動かなくなってしまいました・・・・。
あれから5年間、ベッドに寝たまま天井をにらむだけの暮らしでした・・・

入院一年目の頃は、病院にお見舞いに行くと『福本、俺を殺してクレ・・』と何度も強くお願いされてました・・・

おトしゃんは、その思いをかなえてやろうなんて気持ちはサラサラなく、『リハビリーを頑張って、一緒にビールを飲もう♪』、と、適当に誤魔化していたそうです・・・

おトしゃんは、Oさんの何の役にもたちませんでした・・・
唯一、考えたのが体が動かせられないOさんに呼気でテレビを操作する機械をN北方支部長とT先生に作成を依頼した事だけです・・・

それから・・・何故なのか?おトしゃんは自分が弱気になった時はOさんの病院に出かけてました。
わたしは、何十回も病院の駐車場で待ってました・・・
精神がテキトウでイイカゲンなおトしゃんはOさんに、どのような心構えで生きたら良いのか相談していたようです・・・
Oさんは、自身の状況にも拘らず、おトしゃんに此の世の理を諭してくれました。


病院に行くとOさんは『オゥ・・』と言います。
おトしゃんは『元気か?』と訪ねます・・・
いつも・・そのあとは、黙って、いたそうです・・・


ある時、Oさんはおトしゃんに辛い気持ちを訴えてました・・
おトしゃんは、『お前の運命だから、受け入れるしかないだろう・・』と、他人事のように冷たく言い放ったそうです・・・
Oさんは、どんなにか悲しかったことでしょうか?もう少し優しい言葉は無かったのでしょうか?


Oさんは、今年の秋から「ご飯も」食べられなくなりました。
それでも、お見舞いに行ったら『先に行って待ってるヨォ』と、笑ってました。

・・・今週の月曜日、おトしゃんと(わたし)が会いに行ってきました。
今の(わたし)はぬいぐるみなので、一緒に病室に入れてもらえました♪

その時です、前日まで、昏睡し続けていたOさんが突然、目を覚ましました。
付き添っていた、奥様、お母様が『福本さんが来ているとぉ』と言いました。
ベッドで半起になって酸素マスクやらチューブを付けられていたOさんは、ベッドの足元でぼんやりと突っ立ているおトしゃんを、怒ったように、にらんでました・・・

おトしゃんは、何を言われても解らない鈍いヒトです。
そのおトしゃんにOさんは、何を伝えたかったのでしょうか?

二人は、数分間にらみあってました。

あの時が、二人が会った最後でした。
 
 
 
 
 
 

投稿者 choko : 2009年12月19日 19:05

コメント

親友の死は辛いですよね。私にもそういう親友はいるので、心中お察し申し上げます。

 友の死を悲しめる分だけ、本物の友情がそこにあったのですよ。近頃、単なる馴れ合いだけで、いざとなれば平気で見捨てあったり、自然に消滅したりするだけの寂しい友情もあります。それに比べて、社長さんがOさんの死を悲しめる分だけ、お2人の友情は確かだったと思うのですよ。

 最後に冷たいことを言って終わらせてしまったということを悔いてらっしゃるそうですが……「自分の運命を受け入れろ」という言葉が客観的に見て冷淡な言葉なのかは私にはわかりませんが、社長さんなりの気遣いのお言葉だったのでしょう?

 緑茶でも飲んで一息ついて……気分転換しておいて下さいね。それでは。

投稿者 ayu : 2009年12月21日 12:31

人はいつか必ず死にます。誰が先に死ぬのか後に死ぬのか誰にもわからないです。祖母が90歳近くなって体がボロボロで兄妹が先に逝ってしまい、寂しがり、死ねなかったらどうしょう・・・と何度が問いかけられ、私もなんて答えていいかわかりませんでした。見ていて高齢な祖母は一日一日が精一杯の毎日なのに頑張ってとは言えないけど、孫としては一日でも長生きしてほしかったので、ばあちゃん、そんなこと言わないでぇ・・・としか言えませんでした。そして祖母は去年くも膜下出血で何も言わずに突然逝ってしまったけど、ばあちゃん長い人生農家に嫁いで苦労したよね。本当にお疲れ様。ありがとう・・・と心の中から話しかけました。
Oさんのご冥福心からお祈り致します。色々と大変な想いもなさったと思います。天国で羽をのばして下さいね。

投稿者 空ママ : 2009年12月20日 16:30

1昨日山口から帰って夫からOさんのことを聞きました。
2年半前、社長のおかげでOさんのお見舞いに行くことができました。ポツリポツリ話していたOさん、感覚のないはずの足がピカピカに光っていました。
ご冥福を祈るばかりです。

投稿者 さちよ : 2009年12月20日 13:13

淋しいお別れでしたね。
お言葉から、チョコちゃんのおトしゃんの悲しさが痛いほど伝わります。
Oさん、虹の橋の向こうではきっとチョコちゃんに会えたでしょう。

Nさまのブログで拝見しましたが、おトしゃん、お風邪を召されたのですね。
お身体を充分に休めて、どうぞお大事になさってくださいね。

投稿者 Kikurin : 2009年12月20日 08:49

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