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2010年03月21日
頭が瓶詰
春のお彼岸です。
と云うことで、それなりの何かの儀式があってもいいのだろう~と。
おトしゃんは、大事な大事な瓶詰を頂く大決心をしました。
瓶詰作りは、あの頃の一日一日必死で生きていたわたしが、おトしゃんにお手伝いした最後のお仕事だったのです。
思い出がぎっしりと詰まっているのです、それほどの貴重品なのです。
頂くにあたって、わたしが横目で冷ややかに見ている像をディスプレイに写して準備OKです♪
昨年3月29日製作のきのこご飯瓶詰、フキとニシンの煮物瓶詰が今日のお昼ご飯です。
あたりまえの事ですが、頂くためには、蓋をあけなければなりません・・・
ん。。。ん。。。固く閉まっていて開きません・・・
おトしゃんには想定内だったのでしょう、「びん蓋開けセット」を取り出し、エィエィと回しました。
(ボコッ)と鈍い音がして、一年ぶりの懐かしのニシン煮物の匂いがボワァ~と・・・
せっかく頂くのだからと・・・温めます♪
レンジの方が簡単なのですが、非常時を想定して、お湯で温めます♪
栄養のバランスも考慮し、ほうれん草のおしたしを添えて頂きまぁ~す♪
お母さんは、遠くで拘らないようにしてました・・・・
下手に興味を示して災難に巻き込まれ体調が悪化する事を恐れているのでしょう・・・
一年前のママの味です♪とっても美味しいです♪
腐敗とかカビとかの懸念も無く、入念な殺菌作業に問題はなかったようです♪
おトしゃんは、思いの詰まった瓶詰を頂きながら本当の事に気がつきました・・・
「思い出を詰めておきたかった」のは、自分の「頭」ではなかったのではなかったのでなかったのか?????
新鮮なママにわたしとおトしゃんの暮らしの思い出を・・・
瓶詰に出来たのだから。。。
頭にだって蓋をして・・・加圧殺菌して・・・
頭が瓶詰となって、自分が死ぬまで、思い出を詰めておこう・・・・
無理ですねぇ・・・♪
おトしゃんはクリーンには生きられないヒトなのです・・・・
投稿者 choko : 2010年03月21日 14:44