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2010年04月15日
この期に及んで 気を紛らわす
わたしとおトしゃんの暮らしも諸般の事情でいよいよになってしまい、通常の会社勤務が叶わなくなり、ワンワンベッド持参の通勤が始まったのです。
お家にわたしを残して出社しても心配で仕事が手につかないと・・・悩み抜いて、ベッド持参を決断したようです。
以前は、わたしも社長の横で椅子に座ってお仕事をしてましたが、2008年4月に怪我をしてからは、受付専用座布団の上でのお仕事に切替ました。
年月が過ぎると云うのは残酷なものです・・・とうとう座布団勤務も辛くなり、ベッドで伏して社長の横にただ寝ているだけの情けない状況になってしまいました・・
こんな姿で会社に来ているわたしをお客様が見たら、「なんといぅ・・・」と絶句したでしょう・・・、
会社の先輩さんも心配して、「チョコ、ガンバレヨ」と優しく接してくれるのが嬉しかったです♪
ありがたいことに、事務所内のザワメキが心地よく耳に伝わり、気が紛れてました。お家で一人で寝ていたら、ますます気が滅入っていたでしょうねぇ・・・
わたしがあきらかに危機的状況なので帰宅したおトしゃんは、わたしをダッコして30分位は頭ナデナデして、わたしの気を紛らわしてくれました・・・が
やはり、おトしゃんも辛くなってくるのでしょう。。。そのうち、わたしを座布団に横たえて、例の水高計付圧力釜に特殊温度計取り付け作業に夢中に成っておトしゃん自身の気を紛らわしてました。
おトしゃんは、わたしと特殊圧力釜とどちらが大切に思っていたのか、あの頃は、訝ってましたが、
『
昔、スピルバーグと云う映画監督さんが「シンドラーズリスト」と云うあまりにも辛い映画を撮りながら、、同時に「ジュラシックパーク」と云う元気映画を撮って気を紛らわし精神分裂に成りそうなのを堪え忍び、そして後世にその感動が語り継がれる立派な作品を残したのだ♪
』
と後で聞きました。
天命を待つしか無いと云う辛いわたしの状況ながら、美味しい瓶詰めを作って元気になると云う「夢と元気」を求める「釜作り」で気を紛らわし・・・
精神分裂に成りそうなのを堪え忍び、までは同じなのかもしれませんが、残ったものは、ぼんやりした記憶と、珍奇な釜だけだったのでしょうか・・・
投稿者 choko : 2010年04月15日 18:02
コメント
空ママさん ありがとうございます。
198X年かにオーストリアの作家トマス・キニーリーの和訳(シンドラーズリスト)を読んだ記憶があります。その後と云うかやはりと云うか、映画(シンドラーのリスト)になりました。
あの赤い服の女の子の姿が、チョコの姿と重なります・・・いっしょけんめいにいっしょけんめいに最後まで頑張って生きようとしてましたものねぇ・・・
投稿者 チョコのおトしゃん : 2010年04月15日 21:09
看病する側というのは、本当に本当に辛いときがあるものですよね。目の前で、苦しんでいる家族を励まし、看病をしながら、辛そうな姿をみるのは、苦しいものです。どうやって、楽にしてあげたら良いのかも解らないもどかしさは、言葉になりません。
本当に辛い時こそ、気を紛らわすことが必要なのではないでしょうか・・・
気晴らしは大切ですね♪
スピルバーグ監督のお話、知りませんでした。
いいお話を聞きました。
投稿者 空ママ : 2010年04月15日 20:32