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2011年04月14日
死者のまなざしを感じながらの冬囲い外し・・・
一人で晩ご飯をモグモグ頂きながら、テレビを視ながら、生きることの意味を考えながら、今後の有り様を思いながら・・・新聞を読んでいたおトしゃんは突然、お箸を置きました・・・
新聞に、自分自身の心の有り様を問われているような記事が掲載されているのです・・・
『死者との新たな人生』 と。
考えてみたら、お庭の最後に残っていた雪も消えて、暖かい4月なのです・・・
しかし、お家では最後のおトしゃんが消えないで残って居るのです・・・
そうなのです、おトしゃんは死者の分までも働かなければいけないのです・・・
近所付き合いとか、町内会とか、一定の常識も必要なのです。
今年も得手不得手に拘わらず生きる為に、お庭の冬囲いを外すのはおトしゃんしかいないのです・・・
一昨年までは、私が付き合いました。
昨年は、お母さんが居間の窓から厳しい視線で冬囲い撤去作業を監視してました。
今年は、一人で黙々と働いてました。
偶然、お母さんのお友達が夕餉の食材の買い物帰りで通りかかりました。
『チョコちゃんのお父さん・・・こんににちは』・・・
『なにもかにも自分でしなければならないのですねぇ』・・・と。
おトしゃんを見て庭仕事が苦手なのはよく解るのです。
おトしゃん自身、何のためにこんな事をしなければならないのか悩むのです。
死者である、わたしやお母さんのためなのでしょうか?
自分のためでもないはずです。
その中間に生きているのでしょうか?
『
死者が生者を支えている・・・
生きることを後押ししている・・・
』
と、死者のわたしに新聞を読み聞かせてくれました♪
・・・わたしは、これほどグチグチと理屈を云わなければ冬囲い外しをしないおトしゃんに、お母さんはずいぶん苦労をしたのだなぁ~と改めて思いました。
投稿者 choko : 2011年04月14日 19:05