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2011年11月12日

変わらぬ、風景・行動・暮らし・・・

 お母さんが、おトしゃんの記億の中にしか居なくなってから一年が過ぎました。
 そういえば、お母さんがお家で息を引き取る前日も、お母さんを放って置いて『藻岩山6の字登山+α』と云う事に夢中でした・・・
 そして、夕刻、ヨロヨロになって帰宅し、安静に寝ているお母さんに、その日の登山の事を嬉しそうにアレコレ話し聞かせていたものでした・・・

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 あれから一年、何も考えてないのに足が勝手に藻岩山に向かうのです♪
 あの時に、解体を始めた頂上の施設は、完成が近づいてます。
 
 空の青さも、気温も、風も、空気も、同じです。
 
 そして、おトしゃんは、再び『6の字登山』なのです。

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 あぁ、雪友荘です・・・
 ぁあ、スキー場です・・

 一年前と、全く同じではないですか・・・

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 スキーシーズンに備えてササ刈りをしてます♪
 遠くに、もうすぐ完成の藻岩山頂上の新施設が小さく見えます♪
 一年前とほとんど同じです・・・

 一年前と異なるのは、お家に帰っても、山のお話アレコレを語りかける相手は居ません・・・
 
 夕刻、お花屋さんがお花を届けてくれました♪
 
 故レナさんのママさん、故温和丸さんのママさんからです。
 わたしは、おトしゃんから聞きました。レナさんも温和丸もわたしも、皆んな兄弟の様にそっくりだったそうです。
 
 この御花は、もう此の世に居ないレナと温和丸さんからわたしに頂いて、それをわたしからのお母さんにあげて下さい・・・と云う温かい心と解釈しました。
 おトしゃんは「チョコの事を忘れないでいてくださるのだねぇ~、ありがたい事だ」と泣きそうになってました。
 ・・・と、云う訳で、わたしとお母さんの合同メモリアルコーナーに飾らせてもらいました。

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 こうして、様々な思いに囲まれて、人生とは何かとか、此の世は何かとかを考えて心を休めるべきなのに、おトしゃんはそういう事は苦手なのです。

 何を始めるのかと思ったら、例の小型写真機と段ボールを使って怪しげな装置を作り始めました。

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 名付けて『パノラマ写真複眼2面撮り装置』だそうです♪
 本人曰く、
 「このような、装置を作ったのはおそらく、全世界70億人で、私が初めてだろう♪」と浮かれてました。
 写真機を8台並べた装置だと一回でパノラマ写真を撮せるのですが、そうすると撮影している本人も写ってしまうので、180°で2回に分けて撮ることで、本人も写らなく、且つ短時間(10秒以下)で撮影可能なのだそうです♪
 30°下向き2台、30°上向き2台を水平45°に並べているのです♪
 このようなイカレタ装置で、キチンとパノラマ写真が写せるのでしょうか?
 おトしゃんは、「明日、実験する」と自信満々ですが???

 そんなことよりも、明日はせめて、お部屋を片付け、清々い心で、お母さんの事を偲ぶべきです!
 
 
 
 
 

投稿者 choko : 2011年11月12日 21:51

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