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2012年02月26日

チョコウランとバンドネオンと山登りと・・・

 10年ぶりの東京出張のような事から戻ってきたら、ぁぁお家では、またまたまたまたまたまた・・・・チョコウランが咲き始めているではないですか♪
 何故に???と考えていたおトしゃんは、ハッと閃きました。
 そうなのです、4月のわたしの命日に合わせ、蕾の全部のお花が開花するように準備中してくれていると思えるのです・・・ぁぁありがたいのです・・・
 そういえば、昨年のお母さんの一周忌を憶えてくれて、花を添えてくれた、あのチョコウランなのです。当然、わたしの命日も憶えてくれているのです♪
 
 お花が、一緒に暮らした家族の命日をどのようにして記憶しているのか、疑問に思う方もいないことはいないと思いますが、この事実は真実の事実と云う真実なのではないのではないでしょうか♪

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 しかも、今回は豪勢にも左側の枝にも蕾を付けて準備中なのです。
 (椅子と箱は落花防止の支えの装置です♪)

 どうして、これまでして、このように頑張ってくれるのでしょうか?
 おトしゃんは、きっとこれはどこかの民話にもあるような『チョコウランの恩返し』ではないだろうか?と言ってました。
 そうなのです。昨年12月のあの時の精魂尽き果てたチョコウランさんの用土を新品に交換した事に恩義を感じてくれて、今回は2枝に花を咲かせる営業方針にしてくれたようです。
 このチョコウランさんは、決して恩義を忘れない崇高な心の持ち主なのです。
 おトしゃんは、これらの事実関係から『チョコウランの心は根っこの方にあるのではないだろうか?』と、推論してました。
 にしても、こんなにもコチョウランさんの姿は痛々しいのです。

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 悲しいかな葉っぱが4枚しかないのです。
 しかも、かなりあちこちが痛んでます。栄養素と云うか葉緑素と云うか緑の色も失せてきてます。葉脈も血行不良の傾向と察します・・・おトしゃんは自身の血行不良の姿と重ねての思いをしているようです。
 もう3年間も、たったの4枚の葉っぱでやり繰りをしながら、お母さんとわたしの命日のために咲く努力中なのです。新しい子供と云うか子葉と云うか、そういうものがなんとか増えないものなのでしょうか?
 おトしゃんは、このチョコウランさんが遠いいつの日かに枯れた時には、わたしとお母さんの共同メモリアルコーナーに枯葉の額を一緒に添えると、宣言してました。
 でも先に死ぬのはおトしゃんではないでしょうか?

 それほどまでに、今のお家では唯一の生気ある健気な存在なのですね♪

 そして、おトしゃんは、
 『
 このチョコウランさんにすこしでも元気で居て欲しいので、椅子にキチンと座って上手にバンドネオンでラ・クンパルシータを奏で、茎も葉っぱも感動で震わせてあげたい、故に私自身が腰痛等にならないように足腰を鍛え、正しい姿勢でバンドネオン弾くために、あえて今日はバンドネオン練習を断念し、山に登らなければならない!
 』
 と騒いで2週間ぶりで山登りです。
  
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 (とうとう・・バンドネオンのために山登りをする事に成ってしまったのでしょうか?
 パノラマ写真、瓶詰、お仕事等々、はいったい何処にいるのでしょうか?)

 スノシューのSさん、Aさん、おトしゃん、スキーで登山のT氏、皆んなで 『小舎上山』登山です。山には大きなキノコの樹がありました。


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 植物の主みたいでした。
 体中、穴だらけなのです
 Aさんが、枯れてもなおかつ、鳥さんのためのマンションにぃ・・・と、痛々しい姿に涙ぐんでいたような気がしました♪
 Aさんは、新規冬山探検家でお花、生き物の大写真家なのです。解るのでしょうね、生き物の気持ちが。
 
 お家のチョコウランさんも、小舎上山のキノコの樹も、植物さんは、解っているのですね。
 ・・・此の世のことが、そしてなんのために生きたのか♪
 
 
 ひぃひぃ山登りしたら、せっかく少しだけ憶えたバンドネオンの指使いが真っ白に成ったと騒いでました・・・
 
 真っ白い雪に歩き、真っ白に記憶も・・・♪幸せデスねぇ・・・おトしゃんは♪
 
 

 
 
 


投稿者 choko : 17:32 | コメント (4)

2012年02月23日

10年間のこの世の変化・・・③

 
 爽やかな青空がひろがっているここはどこなのでしょうか?
 昨日まで此処に居たような懐かしい記憶が甦ってきます。
 ここは10年ぶりの、五反田の駅前です。
 懐かしさを求めて、やって来たのです。
 
 
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 おトしゃんも10年前頃までは志をいだいて、東京で活躍しようとそれなりに頑張っていた時代もあったそうです。
 ここから歩いて298歩、昔おトしゃん達の会社の東京営業所があった建物です。
 
 
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 この建物の前に佇むと、当時の東京営業所長のNさんがカバンを持って、今でもエレベーターから出てきそうです。
 Nさんは、ご幼少の頃にワンワンにかじられた記憶が残ったまま大人になったヒトだったので、ワンワンを見ると逃げ出したりしてたのですが、わたしだけは例外で、「チョコ、チョコ」といつも抱っこしてもらいました。Nさんが40歳で病気で亡くなって・・・10年が経ったのですね・・・
 
 いくら過去の感傷に耽っていてもバンドネオンは弾けるようにはなりません。
 
 
 と云う訳で、この後、実際のバンドネオンの練習風景を見学にきたのです。
 音楽スタジオなのです。60余年生きてきても初めてなのです、このような所は。
 おトしゃんは、初々しい気持になったと嬉しそうでした。
 
 
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 2時間、お師匠さまと、そのお弟子さん達の練習風景を見学しました。
 弟子の皆様は一年余で、見事にバンドネオンを奏でてます。
 皆様は、熱心に練習を重ね、且つ、才能も豊かな方々なのです。各種才能関係には縁の無いおトしゃんはビビッテました・・・
 
 練習が終わってスタジオ内で記念撮影です。
 親子ほど年齢が違うのですが、お師匠さまと姉弟子の皆様です。
 
  
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 お師匠さまには「いずれフクモトさんも、発表会で合奏しませんか?」と、誘って頂きました・・・
 
 『発表会』と聞いて、
 ・・・遠い昔の小学校の木琴か何かを学芸会で奏でた記憶が甦ってたようです。
 お仕事お仕事と、そればかり考えて40余年も生きてきたのに、未だに遠い思い出が残っていたのです。

 
 
 
 おトしゃんは、今回、
 10年ぶりに東京と云う空間を訪ね、仲間の皆んなが生きていたあの頃あの時代に瞑目し。

 一人になった今、これから先の、希望の光を見つけようと考えていたようです。
 
 
 それがバンドネオンなのでしょうか?
 どうも怪しいのではないでしょうか?
 
 バンドネオンは希望より哀愁を奏でる楽器なのでは???


 10年間、これはワンワンの一生の時間でもあります。
 一つの 『 区切り 』 なのですねぇ・・・
  
  
 
 

投稿者 choko : 11:13 | コメント (2)

2012年02月20日

10年間のこの世の変化・・・②

 と、云う訳で、今回は東京駅の一身上の都合で、大パノラマ写真撮影は断念しました。
 と、なると、もう今度の大旅行の目的も意味も無くなるのではないでしょうか?
 それでも、おトしゃんは、めげないのです。バンドネオンと共に生きていく道もあるのです。
 と、云う事で、バンドネオンのお師匠さまの弟子に勝手になったのです
 弟子として妥当な人物かと問われると、誰しもが 『 怪しい 』 と云うのでしょうが、本人は『相応しい』、と思っているようです。

 レッスン第1回目、おトしゃんは、正しいバンドネオン習得の基礎等を練習したのです♪
 音を出す前に、正しい姿勢、正しいイスの選び方、正しい持ち方等です。
 やはり、お師匠さまには、正しくない生き方をしているヒトなのだと、見破られたようです。
 
 おトしゃんはお師匠さまの前でバンドネオンを持っただけで緊張してました♪
 
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 次に、お師匠さまが、♪ブカブカピロピロ♪と、夢のような甘い調べを奏でてくれます。

 ・・・ おトしゃんは ・・・ うっとりとしてました ・・・

 その、お師匠さまのお手手とお指の正しい動きをビデオ撮影したのです。
 右手、左手、そして両手の。
 そうなのです、その演奏ビデオをお手本にして、お家での練習教材にする企みなのです♪

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 おトしゃんは、目の前で繰り広げられるラ・クンパルシータの眩暈のするような変奏部の生演奏を初めて聴いて、とっても魅せられ、感激と緊張で喉がカラカラに乾いたので、今日のレッスンは早めに終了して、ビールで喉をうるおしましょう・・・とお師匠さまと意気投合し、わたしの本『ワンワンの会社勤務』を見ながらお話をし、美味しく、且つ、ほんの少しだけビールを頂いてレッスンは終了しました。

 ところで、おトしゃんは、何にうっとりしていたのでしょうか?
 
 
 
 
 

・・・東京出張は、続く


※前回の記事のコメント欄のHiro-04さんのリンク先で、わたしが勤めを始めた当時の記事を動画にしたものが視れます。Hiro-04さん、わたしの心を解って頂き、ありがとうございます。

投稿者 choko : 17:09 | コメント (5)

2012年02月18日

10年間のこの世の変化・・・①

 ここ10年間、おトしゃんは、立ち止まったままで生きているのです。
 お家の周りをうろうろしているだけです。
 そしてわたしとお母さんが居た頃と同じ服を着て、同じオカズを作って、同じ事を考えて生きているのです。
そんな自分自身を冷静に観察して、やはりこれではイケナイと思っているようで、ついに大決心をして旅に出たのです。

 「確か昔は750円だったのに・・・」

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 と言いながら10年ぶりでバスに乗るのです。

 昔と同じように、貸切状態です。
 
 
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 飛行機の向こうには、先月登った長官山や静台が見えるのではないでしょうか?
 山だって1度登ると親しくなるものです♪
 
 
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 こうして、眺めていると、毎週のように東京に出張していた頃を思い出し、感無量になっていたようです。
  
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 飛行機は早いです。
 
 アッと云う間に東京に到着です。
 藻岩山に登るより早いのです。
  
 さすが東京です。雪は無いのですねぇ・・・
 

 なにやら、以前と全く同じ光景ではないですか?
 同じ飛行機、同じ飛行場・・・
 
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 何か、変わった事がないかとキョロキョロしていたら・・
 
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 ぁぁあのおトしゃんの大好きな炭酸水の大看板が飛行場の廊下にあるではないですか。そうなのです昔はほとんど無名だったあの炭酸水が、おトしゃんがボンヤリして生きてきたこの10年間に、ここまで出世したのです♪
 
 「なんとまぁこんなに大きくなって・・・」、と小さい頃からゲロルシュタイナーを可愛がっていたおトしゃんはまたも感無量なのです。
 
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 ところで、おトしゃんは何をしに東京に来たのでしょうか?
 東京の代表と云えば東京駅なのです。
 東京駅のパノラマ写真を撮りに来たのではないのでしょうか。

 でも、この世は甘くありません・・・
 おトしゃんにはなんと云うむごい現実でしょうか。
 東京駅は風呂敷を被って工事中なのでした・・・
 東京駅パノラマ写真は断念なのです。
 
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 ぁぁあの古式ゆかしいあの東京ステーションホテルはどうしているのでしょうか?
 おトしゃんは、あそこが好きでした。なにせ駅の中のホテルなので超便利なのでした。
 
 ホテルの玄関の方は新しいお屋根がついた赤レンガが少し見えました。
 若くて新しい近代的ビルに囲まれて威厳を保っている駅舎をみて、おトしゃんも自分もあのように立派に 生きていかなければ・・・と自分と東京駅を重ねて考えていたようです。
 
 なんと都合よく考えるものでしょうか?
 
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 ・・・次回に続く
 
 
 
 
 


投稿者 choko : 23:29 | コメント (1)

2012年02月15日

バンドネオンの嘆き♪

 またまた、おトしゃんは怪しげな事をしてます?
 眼を閉じて、お手手の薬指で足の小指の爪を押そうとしているのです?
 そうなのです、眼を閉じてなのです。
 会社の机の上に足をドーンと上げて、その足の指を眼で見ないで触る訓練をしているのです。
 仕事中にバンドネオンをブカブカすると会社の皆んなが迷惑するので、バンドネオンのボタンの代わりに足の指を触って練習しているのです。
 でも、哀しいかな、いくら練習しても、隣の指を触ったりして、所定の指に触れられないのです・・・自分の手と足なのに・・・

 
【おトしゃんの足の指の写真は気持ち悪いので、代わりにわたしのお手手の写真です!】
 
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 何故、こんな事をしているのでしょうか?
 おトしゃんは、気がついたのです!
 ピアノ等と異なりバンドネオンは構造上鍵盤を見ながらは弾けないのです。
 無理に体をねじ曲げて見えないこともないのですが、右手側を見たら左手側が見えません、逆も然りです。
 結局、手元を見ないで弾かなければならないようです。
 バンドネオンの名人の演奏をビデオで拝見すると、まるでバンドネオンが演奏者の体の一部になっているように、自在に且つ的確に指が所定のボタンを押しているのです♪

 それで、おトしゃんは考えたのです。
 バンドネオンのボタンを押す練習の前に、自身の指定した自身の体の一部である足の指を眼を閉じて押せるように成る練習が必要なのではないだろうか???と。
 
 本来の自分の体の一部なのだから練習無しでも出来るはずだ♪・・と!
 
 なんと云う素晴らしい発想なのでしょうか♪
 
 結果は、残酷でした。自分の足の指さえ満足に押せないのです・・・
 そんなヒトにバンドネオンを弾くなんて1000年も早いのではないのでしょうか?

 でも、おトしゃんはめげません。
 いくら足の指を押しても上手になる訳がない、やはりバンドネオンのボタンを何百回も押して慣れる事が重要のはずだ!とひらきなおり、名人のマネをして力強く押したら???
 
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 ぁぁ・・・
 ボタンが 『 ボタ~ッン 』 と取れて落っこちてしまいました・・・
 ぁぁ・・・バンドネオンのお師匠様にお借りしていた、超貴重品のバンドネオンなのです。
 どうしましょう・・・
 わたしは心配しました。
 おトしゃんは、「ラ・クンパルシータを弾くには使わないボタンだから、後日、専門家に接着してもらおう~・・・」、と気楽なもんです。

 そして、
 「
  アッ、閃いた♪
  ボタンがいっぱい付いているから難しいのだ・・・ 
  曲によってボタンを脱着可能にして必要なボタンだけのバンドネオンを作ろう♪
  そうすれば、初心者でも楽に弾くことが出来るはずだ♪
  これは凄い発明だ!、『ボタン脱着可能バンドネオン』で特許申請も考えられる♪
 」

 例によって浮かれてました。
 
 
 そういえば、『バンドネオンの嘆き』と云うタンゴの名曲がありましたねぇ・・・
 わたしには、今や家族同然のバンドネオンの嘆きが聞こえてました・・・

 
 
 
 
 

 

投稿者 choko : 16:13 | コメント (4)

2012年02月10日

退路を断つ ! 

 わぁ♪、これは何でしょう???
 ビールには違いないようなのですが、どうやら特注品なのではないのでしょうか?
 しかも、ラベルには 『 練習前 』 『 練習後 』 とあり、ピアノの鍵盤マークまで印刷されてます?

 これは先日、◯◯TV局の音楽の専門家のSプロデューサーさんがリュックサックに詰めて重い思いをして持ってきてくれた楽器の練習の時に飲まなければならない特殊なビールだそうです?
 
 必ず、赤ラベルのを最初に飲み、黒ラベルは練習後に飲まなければならないそうです?
 順序を間違えると大変な事になるかもしれない、と言ってました。
 左側のビンは演奏会打ち上げの乾杯用のシャンパンと云うものだそうです?
 
 いったい?何が?どうしたのでしょう・・・

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 先月末、おトしゃんはお友達さん達と焼き鳥とお芋の揚げ物と枝豆を頂きながらビールを飲んでいた時に、文学や音楽のお話になり盛り上がったのですが、今まで、お仕事一筋で暮らしてきた世間知らずのおトしゃんには、そのような高尚なお話の輪に入られなくて席の真ん中で小さくなっていました。
 その時、その反動なのか、何故か急に、見栄を張って『私はバンドネオンを覚えてラ・クンパルシータを弾けるようになりたい♪』、と言ってしまったのです。
 それを聞いていた音楽の専門家のSプロデューサーさんは、ド素人の64才のおトしゃんがバンドネオンに挑戦するのに興味を持ったのか、『いろいろ指導や応援をするから楽団を始めましょう』、とまで言ってくれたのです。

 そして、おトしゃん用に超入門用楽譜まで書いてくれたのです。
 しかも合奏も出来るように?

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 おトしゃんは、まだ 『 ドレミファソ 』 までしか弾けない我が身を鑑み、こうした成り行きに恐れ慄いたのです♪
 そうなのです。Sさんはバンドネオンから逃げ腰のおトしゃんの 『 退路を断つ 』 ために、こうしてビールを特注してまで応援してくれているのです。
 なんと、ありがたいことでしょう♪

 でも、おトしゃんは、いまさら何もしなくても人生の退路は断たれているのです。


 
 
 
 
 
 


投稿者 choko : 17:30 | コメント (10)

2012年02月08日

光の春・・・

 2月は光の春なのです♪
 まだまだ寒いのですが、お空に光が増えてきてます♪
 お仕事を終えたおトしゃんは、昔、わたしと散歩した川辺の道の向こうの光に向かってイソイソとお家に帰るのです。
 どうしたのでしょうか?
 お家で、誰かが待っているのでしょうか?
 
 
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 そうなのです。先日紹介した『バンドネオン』と云う家族のようなものがおトしゃんの帰りを待っているのです♪
 
 今までの暮らしでは、帰宅し、ビールを頂きながらご飯支度をして、食後はすみやかに寝るだけでよかったのですが、最近は『バンドネオン』を習得しなければならない状況に自分自身で追い込んでしまったのです。
 
 バンドネオンを練習するには、それなりに姿勢やら環境やら生活態度を正さなければなりません。
 
 ① 寝ながら 【 ビールを飲む 】
 ② 本を読みながら 【 ビールを飲む 】
 ③ 風呂に浸かりながら 【 ビールを飲む 】
 ④ オカズの魚を焼きながら 【 ビールを飲む 】

 今まで、このように幸せに暮らしてきたことが、バンドネオンを練習する事ですべて出来なくなったのです。

 ①~④までの 【 ビールを飲む 】 を 【 バンドネオンを弾く 】 に置き換えて再び読んでみて下さい。
 世界中のどんなバンドネオンの大先生でも絶対にしないし、出来ないのではないでしょうか♪

 あきらめのわるいおトしゃんは考えました。それでは、バンドネオンを弾きながらビールを飲む事は出来ないだろうか?・・・と。でも、やはり無理でした。両手でバンドネオンをブカブカするので、缶ビールを持つ事が叶わないのです。

 あきらめのいいおトしゃんはビールはあきらめて、バンドネオン習得の環境を整えることに方針を変更しました。

 そうなのです。バンドネオンは椅子に正しい姿勢で腰掛けて楽譜を見ながら練習するのです。
 椅子と、楽譜を乗っける台が必要なのです。
 ゴミやらガラクタやら空き缶やら写真機やらが散乱しているお家の中をキョロキョロしたら、丁度良い物を見つけました♪

 お母さんが使っていた鏡台と椅子です♪
 どうでしょう♪
 まさしく、この日を予期し、この用途のために存在していたと言ってもいいのではないでしょうか♪
 譜面を広げるのに丁度良い広さと高さ♪
 鏡を見ながら姿勢もチェックできるのです♪、
 
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 こうしてみると、わたしとお母さんに練習状況を冷やかされているような気がするような気がするとおトしゃんは遠まわしにブツブツ言ってました♪

 ところで、肝心の練習はどうなのでしょうか?
 楽譜も読めないおトしゃんは、(ド)から順番に数えてこれは(レ)とか(シ)とか勘定して鉛筆で書いてました。
この分だと、何年もかかるのでしょうね・・・


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 わたしは、『お手』 『伏せ』 『待て』などは、すぐに習得しました♪
 『バンザイ』 『ノビノビ』 『ゴロン』も得意でした。
 それに比べて失礼なのですが、おトしゃんには無理なのではないでしょうか・・・
  
 それでも、おトしゃんは嬉しそうなのです。
 光の春が♪
 
 
 
 

投稿者 choko : 17:30 | コメント (0)

2012年02月05日

雪の音でバンドネオンの練習のようなもの?

 おトしゃんは今までの休日は、どちらかと云うか毎回と云うか、その辺の低山をウロウロしていたのですが、山登り以外でも、パノラマ写真も写さなければならない、ご飯のオカズも作らなければならない、掃除や洗濯も少しでもしなければならない、ビールも飲まなければならない、お花にお水もやらなければならない等々・・・とあれこれ忙しいのです。更に今週末からは例のバンドネオンの練習もしなければならない、が追加となり休むヒマもないのではないか・・・

・・・と人生に悩みながらシバレタ山道を歩いていたら、突然、ある事に気づいたのです♪ 

 スノーシューを付けて歩いている足音が 『ザッ♪ ・ ザッ♪ ・ ザッ♪ ・ ザッ♪』と 4/4拍子のリズムが聞こえたのです?
 解かった方には解かったのではないでしょうか。これはバンドネオンの練習の伴奏に使えるのではないでしょうか?と云う訳で、シバレタ雪道を歩いて 『ザッ♪ ・ ザッ♪ ・ ザッ♪ ・ ザッ♪』と、雪の音を記録してきました。

 解らなかった方にも解かったのではないでしょうか。そうなのです、このビデオの足音を伴奏にして、ラ・クンパルシータを弾く練習をしようと考えたのです・・・

 今日は、山でビールを飲まなかったので、お家でビールを飲みながら、身欠ニシンと蕗とコンニャクと油揚げの煮物を炊きながら、洗濯機を回しながら、そして山で収録した雪の音を伴奏にしてバンドネオンの練習をするのです♪
 
【 ↓ 再生時間は26秒です 】 

 

 でも・・・・4日目で、たったこれだけデス・・・・・

 ナサケナイと云うか、どうしようもナイと云うか?
 もうすこしなんとかならないものなのでしょうか?
 あまりにも稚拙で、わたしは悲しくなりました・・・生きているうちに弾けるようになる望みはないのではないでしょうか・・・

 めげないおトしゃんは、もっとシバレタ道のアイゼンの 『 キュッ♪・ キュッ♪・ キュッ♪・ キュッ♪・ 』 の音ほうが上手になるかもしれない、と 急に雪の音の研究に (も) 興味を持ち始めたようです・・・
 
 ・・・雪の音をタップダンスのような感じでラ・クンパルシータの伴奏に使ったら楽しいのではないか♪・・・おトしゃんは、また浮かれてます♪
 
 ・・・はや、バンドネオンから雪の音に宗旨変えするのでしょうか♪ 
   
 
 
 

 

投稿者 choko : 16:25 | コメント (7)

2012年02月01日

新たな家族♪

 今日、会社に届きました♪
 おトしゃんの心境を言葉で表すとすれば・・(ああ)・・としか言いようがないのではないのでしょうか。
 おトしゃんの目の前に、バンドネオンが存在しているではありませんか。
 これは夢でも幻でもないのです。


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 ここ何年かの間、おトしゃんの暮らしからは、ヒトも物も思い出も減少し、そして自分自身の生きている残り時間も減っていく傾向だったのです。でも今回は違いました増えたのです。お金が増える、家族が増える、仲間が増える等々増えると云う事はお目出度い事なのです。しかもおトしゃんにとってバンドネオンは単なる楽器ではないのです・・・一生涯触る事すらありえないと諦めていたのです。でも偶然と云うか必然というか、いえやはり必然なのでしょう。ついに会うことができたのです♪
 家族が増えたようなおめでたい事なのです♪

 見たのも今が初めてなのです。もちろん200%弾けるわけもありません。

 今、出来ることは眺めて写真を撮すことのみです。
 
 こちらが左手の方のようです。

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 と云うことは、反対のこの方側は右手の方なのでしょうか。


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 しかも、引っ張ったらノビノビもするのです♪
 あれ?、手前に写っているのは『豆バンドネオン』なのでしょうか?
 確か、あれは写真機に使う蛇腹ではないですか?
 何故か似てますね~

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 実は、おトしゃんは蛇腹愛好家と云う怪しい趣味のヒトなのです?
 何故かこのような形状の物に気が惹かれるのだ・・・と会社のヒトに説明してました。
 会社のヒトは、今からバンドネオンを弾くのを挫折した時の言訳を言っている・・・と冷やかに見てました。

 これからの成り行きとして・・・①~④が考えられます?

 ① やっぱり、無理だったと、バンドネオンの習得を断念する。
 ② いろいろ頑張ってみても、覚えられなくいつまでも ラ・クンパルシータは弾けないまま人生を終える。
 ③ 恥ずかしいので家の中でこっそりラ・クンパルシータのようなものが弾けても、それだけで終わってしまう。
 ④ 山の頂上でウサギや鹿に聴かせる。

 さぁ・・・今後どうなるのでしょう♪
 
 
 
 
 

投稿者 choko : 15:03 | コメント (12)