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2012年05月22日
夕日の下には何が・・・?
夕日に向かって列車は進みます・・・
沈む夕日のを見て、おトしゃんは遠い遠い昔の記憶が甦ってくるのです・・・
あの夕日の下には何があるのでしょうか?
ぁぁ、この駅に降りるのは50年ぶりではないでしょうか・・・
駅が50年ぶりと云うことは、ここの踏切も半世紀近前と同じです・・・
でも、あの頃はまだ電化されていなく、ジーゼルカーだったような・・・
おトしゃんは、とぼとぼとぼとぼ小樽の街を歩きます・・・あの頃のような心で・・・ぁぁなんだか懐かしいようなお店に到着です。
お店の前にはバンドネオンでラ・クンパルシータを弾いているネコさんの看板が♪
おトしゃんは、あの頃から50年かけて、やっと、おトしゃんが暮らしていた小樽の街に辿り着いたのです。
この頃、高校生だったおトしゃんの心はあれやこれやで破壊する寸前でした・・・
何処にも行くあてもなく黄昏の中をうろついている時、街角から聞こえてくるくるラ・クンパルシータの切なく物悲しいバンドネオンの響きがおトしゃんの心の破壊を止めてくれたのです・・・
どうしてなのでしょうか・・・
わたしも、おトしゃんも当然、ブエノスアイレスにも行ったことはないのですが、ラ・クンパルシータは、100年も前から南米の港町ブエノスアイレスで愛され続けているそうです。
半世紀前の小樽の街をさまよっていたおトしゃんの耳にラ・クンパルシータが付きまとうのです・・・
天狗山のスキー場で・・・
パチンコ屋さんの街頭宣伝音楽に・・・
そして街角のダンスホールから・・・
ブエノスアイレスも小樽も港町、なぜか、そこには、ラ・クンパルシータが響き続ける何かがあるのでしょう・・・
お店の中では、バンドネオンが鳴り響き、歌声が流れてます♪
『バンドネオンの小川紀美代さん、ビアノと唄の鈴木亜紀さん』が熱演しているのです♪
夢ではないのです。
おトしゃんは50年前の自分を連れて、バンドネオンの響きを聴かせに小樽に来たのです・・・
そうです、あの夕日の下には、あの頃の小樽の街があったのです・・・
投稿者 choko : 2012年05月22日 02:24