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2012年06月30日

がったんごっとん大旅行②

 極楽浄土ではないであろうか?と云う所に来たら、その天地水平360°の光景を伝えたいと思うのが人情なのではないでしょうか?と云う訳で、約5200万年前に形成されたといわれる『浄土ヶ浜』の風景のパノラマ写真です。

 (↓②観光関連) 【マウスでクリック・グリグリして、暮れなずむ此の世の浄土に佇む気分を味わって下さい♪】
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 心を包んでくれるような浄土ヶ浜の煌めく夕日を浴びたおトしゃんは、その夜はありがたく成ってぐっすり休めたようです♪
 
 翌朝、田野畑村民俗資料館の若きホープS研究調査員さんが自動車で迎えに来てくれました♪
 
 (↓④亡霊関連)
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 本来であれば、宮古市から田野畑村には『三陸鉄道北リアス線』でがったんごっとん向かうのですが・・・あの空前の大津波で、線路も鉄橋も駅舎もあれもこれも波にさらわれて無くなってしまったのです・・・
 残っているのは橋脚と駅舎の基礎だけです・・・

 (↓③震災関連)
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 奇跡的に宮沢賢治氏の歌碑が残ってました。津波の力を直接受けない角度に建っていたのが幸運だったようです・・・

 (↓③震災関連)
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 津波のはかり知れない力は巨大コンクリートブロック等をいとも簡単に転がしてしまうもののようです・・・

 (↓③震災関連)
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 田野畑村の海岸では、ホテルの修復工事をしてました。
 なんと・・・3階まで津波が襲ってきて破壊されてます・・・
 でも、絶対に諦めないでこのホテルも復興させる、と云う意気込みが伝わってきます。

 (↓③震災関連)
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 右側に白く見えるこのホテルの前に広がる紺碧の美しい海が津波の直前、沖合数Kmも波が引いたそうです。
 そして、その反動が何度も襲って来るのです・・・

 (↓③震災関連)
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 震災で凄まじく破壊喪失した跡を直視して落ち込んでいるおトしゃんにTさんは、せっかくだから観光地にも立ち寄りましょう、と優しく気遣いしてくれました。

 (↓②観光関連)
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 山がそのまま海に落ちてます。
 青い海は、ゆらゆらしてました。
 おトしゃんは、「あの海底に、まだまだたくさんの遺体が眠っている・・・辛いなぁ・・・」
 ・・・深くため息をついてました。

 (↓④震災関連)
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 いよいよ、来るべき所に近づいてきました・・・
 切牛の民家の畠の脇に・・・
 
 (↓④亡霊関連)
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 上記の説明看板がありました。

 (↓④亡霊関連) 【マウスクリックで大きい画像にすると字が読めると思います】
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 畏怖とか畏敬とかとは無縁で生きてきたおトしゃんが、なんと、手を合わせて頭を垂れてます???未だに神社仏閣等には「ふ~~ん」と頭を下げないヒトなのに・・・???
 
 (↓④亡霊関連) 
IMG_3465.jpg

 いったいどうしたのでしょうか?
 おトしゃんは「怨霊の磁力のようなものに引かれて、はるばるここに来たたようだ・・・、やはり来る必然性があったのだろうか?・・・不思議だなぁ・・・」と言ってました。
 でも、何処にも怨霊のような者は見あたりません??
 蝉も鳥も、シーンとしてます
 ピカピカに青い正午のお空、生き物も怨霊もお昼寝の時間ではないでしょうか?

 隣の集落のお家のお庭には、こう云うのもあります。

 (↓④亡霊関連) 
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 子孫の方と村の皆んなが、守り続けている誇りなのです。
 
 (↓④亡霊関連) 
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 ぁぁ、『小◯』の旗がやっと見えてきました。
 誇らしい一揆の旗です♪
 当時、諸般の事情で『困る』とは書けないので『小◯』と工夫したのではないでしょうか?

 (↓④亡霊関連) 
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 小◯の旗が無邪気にパタパタしてました・・・
 田野畑村民俗資料館です。

 (↓④亡霊関連) 
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 この地のここに。早坂さんの亡霊が眠っているはずなのです・・・

 ※次回に続く・・・

 

 

 
 

投稿者 choko : 16:25 | コメント (2)

2012年06月29日

がったんごっとん大旅行♪

 前回のブログのように、わたしはおトしゃんと一緒に列車に乗って遠くに旅立ちました♪
 海底トンネルは真っ暗で何も見えません。私の顔が窓に映るのみです♪

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 今回はおトしゃんにはめったにない大旅行なのだから、キチンと目的意識を持って行くのが大事であるとの認識で、旅行の目的を整理してました♪

 ① 駅弁と云う物を正しく美味しく頂いてみたい。(それには列車に乗って揺れながらビールと一緒に頂くのです♪)できたら有名な新幹線車両で食べてみたい。
 ② あの辺は陸中海岸国立公園と云うところなので、少しだけでも観光のような気分も味わいたい。
 ③ 今回の大震災大津波と云う被災地に行って、その惨状から目をそむける訳にはいかないであろう!
 ④ 岩手県田野畑村民俗資料館の早坂文庫等に早坂さんの亡霊等に会いに行きたい。

 アレッ!、早坂さんの亡霊や怨霊関係と言っていたばずでしたが???欲が出てきたようでどうも、話がややこしくなってきました?

 以降、話の説明関係が解りやすくなるように、
 ① 駅弁・鉄道関連
 ② 観光関連
 ③ 震災関連
 ④ 亡霊関連
 ・・・上記の4つに仕訳分類しての旅の話です故、時間軸はテキトウです。

 がったんごっとん電車に揺られるとお腹も空いてきます。さっそく駅弁を購入します♪
 有名な『かにめし』です。ビールに大変良く合います♪

 (↓①駅弁・鉄道関連)
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 『はやぶさ』と云う名前の新幹線車両にも乗りました。
 おトしゃんは、『はやぶさ』は空を飛ぶ飛行機に相応しい名前ではなかろうか?
 黒く塗装して、線路をにょろにょろと行く『うなぎ』と云う名前が良いのではないか!と騒いでました・・・そんな風に、『はやぶさ』に失礼な事を言って、気分を悪くしないものだろうか?と、わたしは危惧してました・・・(後述しますが、実はやはりその後、おトしゃんにはバチが当たったのです♪)

 (↓①駅弁・鉄道関連)
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 気の弱いおトしゃんですが最新型の新幹線に乗ると気が強くなるのです。やはりここでは豪勢なステーキ弁当が似つかわしいと思ったようです。当然これもビールに大変良く合います。

 (↓①駅弁・鉄道関連)
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 亡霊に会うと云う崇高な目的で行くのですが、初めはどうしても①駅弁・鉄道関連の写真が続きます・・・
 田野畑村は深い谷が人々の往来を拒む地勢で簡単に行けるような所ではないのです。一旦、山田線で宮古市に向かいます。
 超近代的新幹線から懐かしいディーゼルカーに乗り換えます。
 断崖絶壁の谷間の間を、がったんごっとんくねくねとトンネルと鉄橋を交互に進みます。

 (↓①駅弁・鉄道関連)
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 この山田線の必要性を国会で演説した、当時の岩手県出身の宰相原敬に、野党の議員が「かような所に鉄道を敷いて、いったい総理はサルでも乗せるつもりか」と、帝国議会で質問したそうです。
 これに対し、「鉄道法ではサルは乗せないことになっております」原敬は平然と答弁した。・・・と地元の方に伺いました。
 ・・・と云う事で、おサルさんの乗っていない列車で2時間がったんごっとんで宮古駅到着です。朝6時に札幌のお家を出て10時間です。

 宮古駅ホームには大漁旗を景気良く吊り下げてます・・・
 
 (↓①駅弁・鉄道関連)
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 大漁旗からは、震災にめげないで、皆んなで頑張りましょうと云う気持が悲しいほど伝わってきます・・・
 なにせ、宮古駅前の銀行のビルも前まで、津波が到達したとの碑が建立されてました・・・当然、港や漁業関連は全て失われたのです・・・

 (↓②震災関連)
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 あれやこれやで、夕刻にホテルに到着しました。
 今回は故早坂氏の研究の最大の協力者で三閉伊一揆研究全般、そして我国の古文書解読の第一人者の盛岡在住のTさんが、わたしとおトしゃんの大旅行を案内してくださるのです♪

 お部屋の窓の向こうの松の彼方には、美しい陸中海岸国立公園が見えます。
 
 (↓③観光関連)
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 Tさんが、せっっかくだから見に行こう・・・と、『浄土ヶ浜』と云う近くの海岸に向かいました。
 大昔にお坊さんが「さながら極楽浄土の如し」と叫んだと云う説があるそうです。

 (↓③観光関連)
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 しかし、極楽浄土のような所と云っても世間と同じように甘いモノではありません・・・やはり「針の山、賽の河原、血の池」等々の景観もあるそうです♪
 
 おトしゃんは、パノラマ写真を撮りながら、もしかして賽の河原辺りに早坂さんの亡霊がうろうろしていないだろうかと、キョロキョロしてました・・・・

 ※次回に続く・・・
 


 
 

 


投稿者 choko : 14:42 | コメント (5)

2012年06月28日

旅行中です

がったんごっとん 電車がいくよ・・・♪


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投稿者 choko : 08:13 | コメント (4)

2012年06月25日

今回は・・・超簡易旅仕度。

 ぁぁ・・・何か懐かしいような光景です。歴史は繰り返す・・・と言いますが・・・
 全く同じです、私のお洋服のポケットにはおトしゃんの目薬、首輪には温度計、・・・しかも目薬が一種類増えたのです♪

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 15ヶ月前の、あの『日本縦断最長鉄道旅行』の再現のようなものなのです。
 (明日)、札幌 ・・> 岩手県盛岡市 ・・> 宮古 (明後日) ・・田野畑村 に行くのです。
 でも今回のは諸般の事情で『日本3割程度縦断鉄道旅行』なのです♪

 おトしゃんはJRでマトモな旅行等の経験の無いママ、非常識に生きてきたヒトなのです・・・

 今回の旅行にも、遠足前日のお子様のように旅仕度をするのです。
 でも、車窓からの風景のビデオ撮影等は今回は止めたようです。
 やはり、何事にも面倒になってきたようです。


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 今回の大旅行に持参するのは、わたし、パソコン、帽子だけです。
 もう、何もいらないような心境のようです・・・
 昨年のあの時には、『もっと意欲的に生きていこう・・・』と云う気構えが所持品からも窺えたのですが・・・・この有り様ではやはり、ますます自身の終末感が強くなっているのですね♪
 「お留守番している、チョコ2、チョコ3やお母さんの遺影にビデオを見せるのだよぉ♪」と、昨年3月10日に言っていたあの心はもう消えてしまったのでしょうか???


(昨年の気構えが感じられる旅仕度です)↓
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 「あの世に行ったチョコを連れて、あの世に行った早坂さんの怨霊が漂っている所に行くのだよ。私もあの世に行くように何も持って行く必要が無いのだよ・・・」
 おトしゃんも、わたしやお母さん、早坂さんのように『あの世組』になった気分なのでしょうね♪
 『あの世組』はとっても気楽なのです・・・

 
 


 

投稿者 choko : 18:41 | コメント (4)

2012年06月24日

ぁぁどんどん、記憶が遡る・・・

 例によって、おトしゃんは皆んなと一緒に山登りに行くのです。
 濃い霧の中、ゴツゴツした岩をヨロヨロとよじ登るのです!
 ガレ場の上の方では、皆んなが待っていてくれるのです♪

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 今回は久しぶりで正しい登山が出来たのです♪
 おトしゃんにとっての正しい登山とは、頂上で宴会をすることなのです♪

 人参+玉葱+羊肉+豚腸のごった煮を頂くのです♪
 お野菜も豊富なとってもヘルシーなご馳走なのです♪

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 こうして、山のテッペンでビールを頂きながらの宴会が幸せなのです?
 どうしてなのでしょうか?
 リュックサックの中に詰められる程度の楽しみが、調度良い幸せなのでしょうね♪

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(上記写真三葉提供はS支部長)
 
 山を歩きながらA先生は、花の写真を撮ってました・・・
 皆んなには見えないのに、『私を撮して頂戴』と云う花の声が聞こえているのです♪


 その、花の声が聞こえるA先生から先日、以下のコメントを頂きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・
 (チョコウランの写真と文章が残って、後日、珍しい植物を研究し
ている研究者の目に留まり、重要文献として扱われるようになることを秘かに願っています。)
・・・・・・・・・・・・・・・・

 ぁぁぁぁ、突然、おトしゃんは、大昔の記憶が甦ったのです・・・
 今では物置のように荒れ果てた書棚の片隅から、急に何かを思い出し、古びた書籍を引っぱり出しました・・・
 故澁澤龍彦氏の著作です・・・

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 とてつもなく懐かしい・・・『フローラ逍遥』です♪
 そうなのです!あの澁澤龍彦氏は珍しい植物の研究家でもあったのです♪


 もし、彼が存命中に、あの『ワンワンの会社勤務⑤』のA先生の巻末のチョコウランの記述を目にしたら、何と感激したことではないでしょうか・・・、愁いを含んだあのチョコウランのお目目の写真は、もし『続、フローラ逍遥』が刊行されたとしたら、彼がもっとも好む対象として、どれほどか愛おしみ、掲載してくれたのではないのか・・と、おトしゃんは言ってました・・・

 そんな訳で、書棚を引っ掻き回していたら・・・、
 こんなのが、亡霊のように出てきました・・・
 1974年刊行の『日本庶民生活史料集成』(全20巻)です。

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 おトしゃんの想いは、どんどん過去に遡ります・・・
 四十数年前におトしゃんに澁澤龍彦氏の著作を薦めてくれたのは、あの早坂氏なのです・・・

 早坂氏が歴史を研究する上で、ぜひとも必要な文献。。と聞いたおトしゃんは、お家の増築資金を銀行から借り入れる時に一緒に、この本の全巻の購入費も上乗せしたのです♪

 当時のお金で一巻16000円でした・・・
 ・・・歴史にも興味が無いので、おトしゃんはこの全集はパラパラ見た程度でした。
 全編、目を凝らして読んだ早坂氏は、おトしゃんとビールを頂きながらこの本の要旨を語ってくれたそうです・・・♪

 今、おトしゃんは改めて熟読しようと思ったようですが、時すでに遅しです・・・お目目がイカレテ、残念なのです♪

 40年間、おトしゃんとビールを飲んで、お互いに下手な囲碁を打ちながら、素面の時は「三閉伊一揆」の研究をされていた早坂氏、その彼の著作や研究資料を岩手県の田野畑村が守って展示してくれる事になりました。

 ・・・そして、その方面から、おトしゃんに、一度、来ませんか?と打診があったのです!
 おトしゃんは、故早坂氏の親族でもなければ、共同研究者でもなんでもないのです。 たんなる野次馬のようなものなのです。でも、彼のあの頃の心を語れる生き残りなのです?

 と云うわけで、26日、生涯で初めて、仕事以外の旅立ちなのです・・・
 行き先は、三閉伊一揆のあの田野畑村に早坂氏の亡霊と、40年前の自分に会いに行くのです・・・

 あの『日本庶民生活史料集成』は全編、田野畑村教育委員会に寄贈したはずでしたが、12巻目が出てきたので、その残った一冊の本を持って、早坂氏の心のお骨を収めに行くのです。
 早坂氏が取り憑かれた『万六』の故郷に・・・


 
 

 

投稿者 choko : 17:00 | コメント (4)

2012年06月22日

植木の事情?

 ぁぁ・・・、これはいったい何でしょうか?
 今朝、玄関ホールの鉢の周りで掃除機を掛けていたら何かゴミのような物が床に散らばっているではありませんか?

 お家の中を不潔にしていたので孑孑(ボウフラ)が大発生したのでしょうか???

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 落下物の真上を見上げたら、何か地味なお花のようなものが葉の間から顔を出してます。
 個々の小さな花のようなものからは透明な樹液が滲み出て、光をキラキラ反射してます♪

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 実は、昔々からお家の玄関ホールには、たいへん地味な植木鉢がありました・・・
 花が咲くわけでもなく、葉が見事なわけでもなく、ただの置物のようなわたしもおトしゃんも気にしたことのないような存在なのです。
 このお家に引越しをしてきた二十数年前頃にお母さんが何処からか仕入れてきてから住み着いている植木なのです。月に2~3度、気が向いた時に水をやるくらいなのです。

 その控え目な鉢の樹に、今まで見たこともない異変が生じているようです?
 不思議に思ったおトしゃんは、初めてこの樹の事を調べてみました。
 カポックと云う植物で、10年~20年の間で花が咲く事もあるとありました。
 そんな希に起こることが、何故、このお家で起こるのでしょうか?

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 おトしゃんは、その謎を解こうといろいろ推理しました。

 ①何か不吉な事が起こる前兆ではなかろうか?
 ②チョコウランの代わりに、この家に活気を与えようと奮起した?
 ③満足に世話をしてもらえないので、不満が爆発し、樹液をバラまいて嫌がらせをしている?
 ④生きる意欲が失せているおトしゃんに、齢をとっても頑張れると身を挺して示している?

 何にしても、植木なりにいろいろと事情を抱えて生きているのですね♪
 いずれにしても、おトしゃんに何かを伝えたいのでしょう・・・
 
 
 
 

投稿者 choko : 11:18 | コメント (4)

2012年06月20日

チョコウランの初七日

 早いもので、チョコウランが此の世から消えて、はや初七日です。
 『お花』に初七日と云うのも世間一般では『如何なものか?』と、いぶかられるかもしれませんが、ブッキリ教のおトしゃんにはなんでも有りなのです。

 事の始まりは、『お花』に『お目目』が付いたことからではないでしょうか?
 お目目が付くと、お花は顔に成るのです♪
 顔が出来ると、もうお家の家族なのです♪
 
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 こうしてチョコウランと云う名前を、植物の研究もされているA先生が付けてくれたのです。
 チョコウランの初七日に何をするのがヒトとして正しい生き方なのかおトしゃんは悩んでました。
 悩んだ結果、『ワンワンの会社勤務⑤』の後書きにA先生が載せてくれたチョコウランについてのページをブログに転載することにしました。

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 おトしゃんは、この後、四十九日等の予定は無いと、言ってました・・・
 さすがに、こんな事は、疲れてきたのでしょうか♪
 

 
 


 

投稿者 choko : 15:22 | コメント (3)

2012年06月17日

日高山脈の一部が見えたよ♪

 
 毎度毎度藻岩山等札幌近郊の山に登って喜んでいるおトしゃんとN支部長なのですが、今回、N支部長の発案で、仲間の皆んなと十勝方面の『伏美岳』の登山です♪
 高速道路が出来たので札幌から日帰りでも行けるのです♪
 
 地元の山岳会の皆さまが山を大切にしている心が伝わってくるようなピッケル型案内標識です♪
 
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 皆んな、初めての山なので嬉しいのです♪
 
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 シラネアオイがいっぱい咲いてました♪
 おトしゃんがお花の写真を写すなんて???よほど嬉しいのかしら?
 

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 お天気は曇、故に暑くなく、丁度良い気温です♪
 2時間程登って、やっと視界が開けてきました♪
 猫の耳のような山が見えてきました♪
 おトしゃんはさっそく「猫耳山」と命名しました。
 正式な名前がある山なのでしょうが、それはそれなのです♪


DSCN9873_2.jpg

 もうすぐ頂上なのです・・・
 でもなかなか頂上に辿り着かないのがこの世の常なのです♪
 体の質量等が、空を見上げるか?足元を見るかに影響するのでしょうか♪

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 頂上は皆んなに平等です♪みんなヤレヤレするのです♪
 N支部長がお水を沸かして、お味噌汁を調理してくれるのです♪

 このような、お店もレストランも、ガスも水道も電気も椅子もテーブルも何にも無い無い無い所で頂くおにぎりのお昼ご飯が一番美味しいのですね♪♪♪
 

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 わたしも、頂上で頂いたお昼ご飯の美味しさは今でも鮮明に記憶してます♪


 

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 伏見岳の頂上は雲の上なのです♪
 故に、憧れの日高山脈の有名な山々が静かに佇んでいるのが見えるのです♪ 

 ↓写真をマウスクリックすると、雲海に浮かぶ日高の山々の一部が見れます♪ 

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 この先、あの峰々に登る事はあるのでしょうか?
 おトしゃんに、そのような気構えはあるのでしょうか?
 はなはだ疑問です?
 山は遠くから見るのがイイと言っているヒトなのです故♪

 
 

 
 


投稿者 choko : 09:59 | コメント (2)

2012年06月14日

さようなら・・・チョコウラン。

6月5日
 最後の花、2つが下を向いてうなだれてます。

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6月7日
 とうとう、最後の一輪になってしまいました・・・


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 眠るように・・・枯れるように・・・最後の一輪も落花しました・・・

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 最後の姿です・・・

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 今日、おトしゃんはチョコウランをお風呂に持って行き、根っこや茎をキレイに洗い、わたしと一緒に最後の別れを告げました・・・
 わたしの亡き後、わたしの代わりにおトしゃんの心を癒してくれ、このブログに何度も登場したお家で唯一の『華』だったのです・・・
 わたしは、小さな声で『さようなら・・・チョコウラン』とつぶやきました・・・
  
 
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 おトしゃんは、
 本来の姿に戻してあげるために土葬にしようか・・・
 それとも、火葬にして空の彼方に舞い散って行くのが良いだろうか・・・
 悩んでました。
 結局、生ゴミの日に出す事に決めました・・・
 
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 そして、とうとう、このお家からわたしやお母さんの記憶と重なる最後の命が消滅してしまいました・・・
 3年間も、わたしの命日やお母さんの命日に合わせて花を咲かせてくれるように記憶力も良く、優しい気遣いの心も持ち合わせた、健気なチョコウランは、もう2度と現われないことでしょう・・・
 おトしゃんは、深い深いためいきをついてました・・・
 きっと、自身で懸命に世話をした思い出が辛いのでしょう・・・
 わたしの記憶、お母さんの記憶、そしてチョコウランの記憶、それらがおトしゃんの記憶から次第に遠のき薄れ消えていくのが・・・
 そして、その消えそうな記憶を思い出したりするのが辛いのでしょう・・・
 ぁぁ

 
 
 
 

 

 

投稿者 choko : 14:52 | コメント (4)

2012年06月10日

第二回合同練習会?

 ぁぁ~~~~、これの影は何なんでしょう??・・・か?


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 アルトサックスと云う楽器なのです。
 こないだまで音楽と付き合いの無い人生を歩んできたおトしゃんには初めて遭遇した現実なのです!

 『金属製の木管楽器』と云われているサックス一族は矛盾や悲劇を生まれながらに背負っている楽器なのです・・・

 そう云われたら、なんとなく・・・両性具有のような永久の悲しみが感じられるのではないでしょうか・・・

 辛い生い立ちゆえ・・負けまいとして、いきり立っている?、ような・・・アルトサックスを優しく包み込むように奏でるのは見目麗しきアルサ姫様なのです♪  

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 こちらは、かぐや姫の生まれ代わりのような二胡姫様なのです♪
 なぜか・・二胡の震えるが如くの奏ではバンドネオンの音色と同様、どこか懐かしいようなメランコリックな心の琴線に触れるが如きの響で癒されるのです・・・ 
 

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 西方向(?)の壁に向かって鍵盤を弾いているのは、ここの練習会場の主の才色兼備チェンバロ姉姫様です。辛いことですがチェンバロは入院修理中なのです。でもチェンバロとピアノは親戚なのです。故に違和感無く電子ピアノを綺羅びやかに演奏してます♪、イカレタおトしゃんに限りなく寛容なのです♪  

 アルサ姫様のご主人様に指揮をお願いし、お姫様達に囲まれて練習するのです♪
 ぁぁ、ここはおトしゃんの此の世の天国なのではないのでしょうか♪
 
 天国といっても現実は厳しいのです、つまり皆んなが下手なのでなかなかリズムが合いません???
 でも、微かに希望はあるのです、時々、少しだけ、皆んなの呼吸が合う瞬間があるのです♪♪♪
 ぁぁ、この現実、この空間の響きに、快感のような感じが感じられるような感じがします♪

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 皆、異なる道を歩んできて、考えかたも、好みも、人生観も年齢も性別も異なる面々なのです、でもこうして演奏のような事をしていると、皆んなの心が共鳴してくるのです♪
 ぁぁ、人生にはこのような幸せ感も有ったのですね♪

 故に、練習後に皆んなで頂くビール、ワイン、ご馳走等々の美味しいことは言うまでもありません♪

 今回も、40分程度の練習、4時間超の打ち合わせでした♪♪♪ ぁぁ・・・

 
 
 
 

投稿者 choko : 09:04 | コメント (4)

2012年06月07日

ごった煮のラ・クンパルシータ

 ・・・ところで、山に行って道なき道を進んでいるおトしゃんは、バンドネオン習得の道は進んでいるのでしょうか?
 本人曰く『忘れない程度に練習のようなことをしている・・・』。これでは永遠に弾けるようにはなりません。やはり合同練習会等で修練を積まなければなりません!

 週末は第二回合同練習会なのです♪
 素人が集まっても音楽には成りません。しっかりした音楽の専門家の下で指導を受けてこそ楽団らしくなるのです。楽団発足当時から専門家のSさんが楽団を指導をしてくれたのですが、今回、お仕事の都合で秋までは長期出張で不在なので贅沢は言えません、残っている超素人の面々でなんとかしなければならないのです。

 しかも、今後は『尺八』や『三線』の演奏家見習さんも参加予定なのです・・・と云うことは・・・バンドネオン+ピアノ+チェンバロ+ギター+アルトサックス+二胡+三線+尺八で重奏できる楽譜が必要なのです・・・ああどうしましょう・・・
  これらの楽器で弾けるラ・クンパルシータの楽譜なんて世界中どこにも無いのではないでしょうか?
 いったいぜんたい、どんな音が聞こえるものなのでしょうか???
 調和とか考えなくてもよいものなのでしょうか?
 音楽にも無知なおトしゃんは怖いもの知らずなのです。あちこちからそれらしき楽譜を集めてきて、Sさんが編曲してくれた楽譜に三線やら尺八の部分等を適当に書き足すのです!

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 それらを、パソコンの無料楽譜作成ソフトにせっせと打ち込んで、それらしき真似事をしてました♪全く経験のない作業です、モノになるのでしょうか???

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 昔、お庭から野菜くずを拾ってきて『ケンチン汁のようなもの』を作って病院のお母さんに持って行って喜ばれてました♪

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 『ケンチン汁』が美味しく出来たからと云って拾い集めた楽譜で立派な『ラ・クンパルシータ』に成るのでしょうか?
 ごった煮で『音楽』は成立するものなのでしょうか?
 
 おトしゃんは、例によって「ラ・クンパルシータのようなもの」でも十分にありがたいと云ってました♪
 ビール以外は本物でなくても幸せなのですね♪

 
 

投稿者 choko : 17:05 | コメント (2)

2012年06月03日

自然のままの自然の中に・・・♪

 登山と云えば、いつも藻岩山か白旗山をうろついて満足しているおトしゃんに秘境探検隊のS本部長はとびきりの秘境を案内してくれました♪

 佐主(サヌシュ)岳です。

 大昔には林道が通じていてそれなりに登山者も訪れたようですが、現在は倒木、崖崩れ、落石、等々であちこちで寸断され通行不可なのです。
 でも、そんな事でめげるような本部長、ではありません!
 道が無くても、山にのぼるのです♪
 当然!行く手には幾多の困難が待ち構えてます!
 
 進んでも進んでもササヤブです

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 背丈程のシダ科の植物(巨大コゴミ)が行く手を阻みます。

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 道が無いのですから、谷底だって歩くのです♪


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 崖も登るのです♪
 ササヤブをかき分け、崖やら谷底やらで、困難極まりない山行のはずなのに?なぜか秘境探検隊の面々は喜色満面でVサインです♪
 自然の中で童心に返っているのでしょうか♪


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 このように道なき道をひたすら前進するのです♪
 一時間半ほど頑張ったら、やっと登山口です。

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 ここからは踏み跡をたどって行くと頂上です♪一等三角点が設置されている由緒正しき山なのですが、近年は訪れるヒトもほとんど無く、頂上の看板が無残にも転がってました・・・

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 帰路もS本部長は、このように数十年間も放置された廃道を進むのです!

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 ヒトが行き交う事が無くなり、整備もされず荒れたままに半世紀も経った道がどうして分かるのでしょうか???
 かってヒトが作った道を、決して絶やさまいとして熊さんや鹿さんが守ってくれていたからなのです♪
 熊鹿さん達はヒトが作った道を、ヒトが訪れなくなった後に、暮らしのための道として利用していたのです♪
 その道を、また私達探検隊がなぞるのです♪
 懸命に歩いた足跡が微かにどこまでも続いてます・・・
 
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  先頭を進むS本部長は「道に迷わないように、要所要所で2頭の大きな鹿さんが、優しく見守っていてくれていた」とおトしゃんに語ってくれました・・・
 ぁぁなんとありがたいことでしょう♪
 
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 昨日の探検で道なき道を歩く楽しさを体験したおトしゃんは、今日は一人で白旗山北壁に向かったのです♪
 昔は北壁から頂上に向かう登山道があったそうですが、今は廃道に成っているそうです。
 それらしき場所から頂上に向かいます!
 
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 やはり行く手には巨大なフキが立ちはだかってます。

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 昨日の労苦を経験したおトしゃんには、今日の探検は楽勝なのです♪
 崖も登らず、谷底も歩かず、フキをかき分け・・・白旗山山頂です♪

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 せっかく白旗山に来たのですから、ブッキリ教の聖地モーゼ岩には挨拶しなければなりません♪
 
 緑緑の悠久の大地、遙かなる白い山々、宇宙の果てまでも透明な青空・・・爽やかな時間と風が流れ去ります♪

 

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 おトしゃんは、この2日間、決められた道や場所でない所から見て感じた原始の自然は、何故か?とてつもなく優しく懐かしく・・・感じたようです♪


 


投稿者 choko : 17:01 | コメント (4)

2012年06月01日

おトしゃんのための ラ・クンパルシータ♪

 先日、おトしゃんのバンドネオンのお師匠さんが札幌で演奏会を開催したのです。
 たくさんのお客様に、素晴らしい演奏を披露し喝采を浴びてました♪

 師匠の演奏前も演奏中もビールを頂いてありがたくなっているおトしゃんは友達たちと演奏後も余韻とビールに酔いしれていたのです。

 ・・・なんとそこに、お師匠さんが現れ、おトしゃんのためにおトしゃんの大好きなおトしゃんのラ・クンパルシータをバンドネオンのソロで演奏してくれたのです♪
 お師匠さんは、ステージの熱演で全てを出しきってぐったりと疲れているのにです。
 なんとありがたいことでしょうか♪
 
 闇の中に鳴り響くラ・クンパルシータ。これはおトしゃんの夢ではないのでしょうか♪

 緊張して聴いているおトしゃんに優しい師匠は、『間違ってしまった♪』とわざと間違ったりし、「ラララァ~♪」とメロディを口ずさんでまで気遣ってくれるのです・・・♪
 師匠とは、なんとありがたい存在なのでしょうか♪


 それなのに・・・
 疲れきってフラフラし、やっと演奏し終わったお師匠さんに、おトしゃんは、更にこれを弾くと血圧が上昇して危険な事態になるかもしれないと云われているラ・クンパルシータのバリエーション部も弾いて・・・と、迫るのです・・・


 お師匠さんは、ほろ酔いと疲労から苦しそうに・・・小さく悲鳴をあげながら弾いてくれました♪きっと、お手手が痛くなったはずです・・・
 ぁぁ、おトしゃんはなんてひどいヒトなのでしょうか・・・
 わたしは、昔々おばあちゃんに読んでもらった「夕鶴」を連想しました。
 やはり、おトしゃんは、『つう』を失う『与ひょう』のような大バカ者ではないのでしょうか♪

 ぁぁ


 やはり・・・これは・・・『春の夜の夢』だったのかもしれません・・・ネ♪
 
 



投稿者 choko : 18:12 | コメント (4)