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2012年10月17日
襲いかかる人生の試練 (1)
世の中の事、一寸先は闇なのです!
何が起こるか分かりません?
おトしゃんの平穏な暮らしにも、人生の試練が襲って来ます・・・
練習中、突然にバンドネオンの左手側のボタンが取れてしまったのです。
一瞬、「どうしましょう???」とおトしゃんは目の前が真っ暗に成ったようです・・・
次に、ボタンの一つくらい取れても何とかなるだろう。Yシャツのボタンだって欠けているけれど不便は感じないのだから、バンドネオンだって一緒だろう♪と考えました。
更に、ラ・クンパルシータしか弾けないのだから、使わないボタンかもしれない・・・と楽観視してました。
しかし、このボタンは『ド#』なのです。
ラ・クンパルシータの出だしに4回も鳴らす大事な音なのです。
このボタンは無くなったら・・
タッタッタッタッ タラララ~ラ が
タッタッタッタッ タララ?~ラ となってしまい・・・
作曲した泉下のヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲスさんは泣き出すのではないでしょうか・・・
と、なれば、あらゆる手段を講じて、修理するしかないのです。
しかし、我が国にバンドネオンの修理を出来る専門家は1~2名しかいないのです・・・
当然、町内会にも札幌にも北海道にもおりません・・・
しかも週末は楽団の練習会なのです・・・
と云うことは、おトしゃんが自分でなんとかするしか生きる道はないのです。
前回の接着剤が剥がれたのと異なり、今回はボタンの素材が経年劣化でボロボロになってしまったようです・・・
ぁぁ・・どうしましょう・・・
絶望だぁ、もうお終いだぁ、年貢の納めどきダぁ・・云う言葉・・がグルグル・・・
こう云う時は、落ち着くべきです♪
とりあえず、蓋を外して、中を覗いて見ました・・・
中を覗くと、25.5.27 と 生年月日のスタンプが押してありました。
ドイツ国産なので日付表記はDD/MM/YYYY(日月年)とすると1927年5月25日生まれなのでしょうか♪
と云うことは85歳なのでしょうか・・
おトしゃんより20歳もの大先輩なのです。
とすれば、体や頭のあちこちが辛くなってきているのは否めない事実なのではないでしょうか?
おトしゃんにとって、長い年月、アルゼンチン国に暮らしていた父親のような存在なのです。
多段腹の胴体にブエノスアイレスの酒場のタバコの匂いが染み付いてます♪
ぁぁ。。相方を失った『ド#』のキーのスプリングが虚しく震えてました・・・
おトしゃんは、トルコ国のカッパドキア地方の奇観と同じ光景がバンドネオンの内部に在るのを知って驚嘆してました♪
アルゼンチン国もトルコ国もドイツにも用が無いヒトなのに・・・
悩んでもしょうがないので、「明日ゆっくり対策を考える事にした・・」とおトしゃんは何故か喜んでました?
目の前の難問とか困難をイイカゲンに乗り切るのが好きなヒトですからねぇ~
<続く・・・>
投稿者 choko : 2012年10月17日 19:04
コメント
N北方支部長。
家族のようなモノの事で(笑)心配をおかけしました。
お気遣い、ありがとうございます。
おっしゃるように、硬い木を旋盤で削って、キチンと修理すべきなのですが、今回はとりあえずの応急処置です。
でも、私のダラシナイ性格から云えば、このママ使い続けるのでしょうねぇ(笑)
それにしても、昔の職人さんの腕前には驚嘆します。
あのような技術が失われていくのはしのびないですねぇ・・・
投稿者 チョコのおトしゃん : 2012年10月18日 12:00
A先生。
おっしゃるように
ドイツで暮らしていた友だちも、年号を略して表記するのであれば、27に前にダッシュ(’)が付くはずだ。と教えてくれました。
このバンドネオンのメーカーの『ELA社』は1864年ドイツで創業したそうで、どちらにしてもかなり古いようです。
満身創痍なのを見ていると痛々しくなります。
投稿者 チョコのおトしゃん : 2012年10月18日 11:50
一大事ですね~。
ちゃんとした楽器なので専門家に修理をお願いした方が間違いないと思います。
が...
指のボタン部分は大丈夫そうですね。
取り付け部分と分離できれば修理はできそうですね。
材料(木?)を丸く削って、タップを立てるくらいなら僕の所でできますよ~。
接着(ニカワ?樹脂?)はともかく。
それにしても年季が入ってますね。
投稿者 N@北方支部 : 2012年10月18日 08:47
ありゃ~、これは大変。初音ミクのD新文化賞受賞祝賀会にF楽団の余興を期待していて、気掛かりですね。25.5.27.は年月日のようでもありますが、違うような気もします。西暦は略して27とはしないで1927と印刷するのではないかと思われますし、大量生産品でなく手作りの一品なら日にちまで入れるよりは月あたりで止めておくような気がします。あくまで推測です。Hi
投稿者 A : 2012年10月17日 19:42