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2012年12月14日
耐え忍んでいる駅達・・・の現状を知る!
日高本線というのは、苫小牧駅から様似駅までの146.5kmの間に28の駅があるのです。
今日は残り10の駅全部のパノラマ写真撮影のお仕事です♪
厚賀駅・清畠駅・豊郷駅・日高門別駅・富川駅・汐見駅・鵡川駅・浜田浦駅・浜厚真駅・勇払駅です。
昨日の大狩部駅の辛そうな姿を見て、とっても心を痛めていたおトしゃん達は、原野の中に佇む浜田浦駅に到着しました・・・
ぇぇええ~・・・おトしゃん達は驚きました・・・
大狩部駅も駅と言うには、あまりにも辛そうでしたが、ここ浜田浦駅も見るからに辛そうです・・・
殺風景な原野の中にポツンと佇んでます・・・
駅名標があるのだから駅なのでしょうけれども・・・
この建物が駅と判断するのは無理なのではないでしょうか・・・
大狩部駅と同じ位の大きさでブロックの壁です。
大狩部駅のブロックの壁は塗装されていませんでした。
浜田浦駅のブロックの壁は黄色に塗装されているだけ幸せではないでしょうか?
屋根はナマコ鉄板が、母屋(もや)に直接に打ち付けているのみで、錆びていて屋根から光が差し込んでます・・・
そして、ここの駅舎内には照明器具も無いのです・・・
日が暮れたら、真っ暗闇です・・・
今どき、電灯も無いなんて・・・酷過ぎます。
大狩部駅には、つましいけれど裸電球が設置されていました。
屋根の下地板もしっかり貼られていて雨漏りの心配はなかったです。
↓下の写真はしっかりした小屋組の大狩部駅の天井です
でも、嬉しいことに、ここ浜田浦駅には大狩部駅には造作されていない窓があるのです・・・
ですが・・・どの窓にもガラスが無くなっているのです・・・
風雨がまともに屋内に吹き込みます・・・
もっとも、どちらの駅も入り口のドアも無いのですが・・・
もう、悲しくて胸が痛みます・・・
世間にも見放されたような、この駅に、一つだけ救いの光が「見えました・・・
大狩部駅には置いて無かった「駅ノート」があったのです♪
駅ノートが有ると云うことは、ここの駅を案じてくれるヒト達がいることなのです。
浜田浦駅は孤独では無いのです♪
地元の心優しいおじさんが、樹脂のケースを用意してノートを大切に守ってくれていたのです♪
ノートには「割れた窓ガラスも補修したい・・・」と、書いてありました。
・・・
おトしゃんは、大狩部駅と、ここ浜田浦駅、どっちが辛いのか?どちらが辛抱して頑張っているのか?比較してました・・・
その様な事を比較して、いったいどのような意味があるのでしょうか?
・・・いぇいぇ、北海道にはもっともっと辛い暮らしをしている駅もあるのかもしれません??
投稿者 choko : 2012年12月14日 22:11