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2013年12月07日
一日でベートーベン:杉田玄白:平賀源内の気分に成る。
朝、小春日和です。せっかくなので山歩きを企画しました。
と云っても高い山に登るような気力も失せているので、おなじみの札幌台~白幡山の縦走です。
この辺は、札幌市内でも積雪量が少ない地域で、今日の積雪量は5mm位です♪
札幌台頂上で、記念写真撮影です。
人間、いつ死ぬか分からないので、最新の遺影用にとおトしゃんは考えているようです♪
こちらは、白幡山山頂です。
こうして森の中を歩いているとベートーベンさんになったような気がすると、おトしゃんは嬉しそうです。
自然が奏でるシンフォニーが聴こえるような感じを受けるのだそうです。
12月なので第9番なのでしょうね♪
空を見上げると木々がおトしゃんを応援してくれるようです!
・・・おトしゃんはぬけるような青空を見ながら或る悲壮な決心をしたようです?
下山し、その悲壮と云うか悲惨な行為を実践することにしました。
先月から小さな蓄電池夫婦がお家の軒先に住んでいたのです。
12v+12v=合わせて24vの蓄電池夫婦です♪
以前は会社のUPS装置として活躍していたのですが、体力的に弱ってきて実務が困難になったのでおトしゃんがお家に引き取ったのです。
二人(2台)は電線でしっかり結ばれてました。
奥さんのほうは弱っているようですが、やっとほんの少しの放電をしながら暮らしてました。
そうなのです、必死で頑張っている高齢の蓄電池夫妻なのです。
その、蓄電池夫婦の一方の配偶者電池を、おトしゃんは生木を剥がすように電線を引きちぎり断頭台に乗せました?
蓄電池の6つのお目目が恐怖におびえてます。。。
蓄電池には手足も無いのです。。。逃げようもありません・・・
血も情けも無いおトしゃんは、蓄電池の首を金鋸でゴシゴシと切断し始めました・・・
ところで蓄電池にも首はあるのでしょうか?
おトしゃんは、上の方の筋のような所が首ではないだろうか・・・と言ってました。
切断した首を引っ張り上げると、中の臓物がでてきます。
おトしゃんは、腑分けをしている杉田玄白さんの心境になっいるようです・・・
なぜ、おトしゃんは鬼のような行為におよんだのでしょうか?
そうなのです、蓄電池の実験をしているのに、実は実際の蓄電池の内部構造を見たこともなかったのです。
前回の実験から3日3晩考えて、上手くいかない原因は負極板ではないだろうか?と推理したのです・・・
市販の鉛蓄電池の負極板には海綿状の鉛板が使われていて、それが化学反応を活発化しているようなのです・・・
その海綿状の鉛板を入手したかったのです。
電池の臓物をバケツに入れて、血のような汚れや胃液のような硫酸をよく洗い流します。
ストーブの前に並べて、乾かします。
世間では秘密保護法が成立しようとしている危機的状況です。
あの戦争中の情報が隠ぺいされた悲惨な時代に戻りたいなんて・・・思うヒトがいるのでしょうか?
こうして、おトしゃんは蓄電池の秘密を知り得た事で、すこし利口になり新たな改良実験を進めるのです。
使って実験をしてみたかった、海綿状の負極板です。
鉛の粉や特殊添加物を硫酸で練って鉛合金の枠に張り付けて作るそうです。
陽極板は、日高昆布のような色の自作二酸化鉛板を使います。
薄い洗濯ネットに負極板を包み、陽極板に巻きつけて、例の瓶詰ビンにセットします。
今回の6v実験鉛蓄電池は海綿状鉛負極を使っていると云う本格派です♪
さっそく充電します。
おトしゃんにはこの瞬間が嬉しいようです。
先ほどまで杉田玄白さんだったのが、電気を流したとたんに平賀源内さんになったようです♪
充電器の電流計も大きく振れてます♪
ぐんぐんと、電流が注入されてます。
小一時間ほどの充電後、LEDランタンに繋いでみました。
煌々と30分も灯ってました♪
数日間悩んだ、手作り鉛蓄電池実験は、ひとまず成功しました。
しかし、海綿状負極板は、尊い蓄電池の命を犠牲にして得たものです・・・
おトしゃんには自分で作る手立ては全く無いのです♪
それでも、おトしゃんは今日もまた、ベートーベン ・・・ 杉田玄白 ・・・ 平賀源内 ・・・
偉大な先達の気分になれて幸せそうでした♪
投稿者 choko : 2013年12月07日 23:25
コメント
小樽支部長。
蓄電池作りは、料理に似ているような気がします。
ご飯(負極)と海苔(陽極)をクルクル巻いて作る海苔巻きのように思えてきます。
湯豆腐の中の昆布と二酸化鉛はそっくりな色をしてます。
硫酸はだし汁と考えて下さい。
お料理の腕前がプロ級の小樽支部長でしたら、美味しい蓄電池を作るのも訳無い事でしょう。
ぜひ、チャレンジを♪
投稿者 チョコのおトしゃん : 2013年12月09日 17:06
いやはや・・・。硫酸なんて化学の実験でしかお目にかかったことがないワタクシですが、いとも簡単に電池にしてしまうとは・・・脱帽です。
投稿者 小樽支部 : 2013年12月08日 17:38
A先生。
WEBの鉛蓄電池の記事を読み漁ってます(笑)
やはり、きもは極板のようです。
100年も前から先人たちは工夫を凝らして性能向上を図っていたようです。
車庫ほどの超巨大蓄電池を建設しようと簡単に考えていたのですが・・・
極板の材料を如何に入手するか・・・
もしくは巨大極板を何処かで作ってもらうか・・・
それとも他の方法を考えるか・・・
またまた悩みが増えてきました・・・
せっかくの老後の人生に変な生きがいを持ってしまったと自分でもあきれてます(笑)
投稿者 チョコのおトしゃん : 2013年12月08日 12:54
海綿状電極ですか。希硫酸と鉛電極の接触面積を増やす工夫とは考えたものです。初期の鉛電池開発では、試行錯誤の連続でこの構造になったのでしょうね。自作できなくても、既存製品の電極を使える事がわかってよかったですね。
投稿者 A : 2013年12月08日 12:02