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2014年04月24日
消え去る橋・・・
今朝（ブログを書いたのは25日）のNHKの道内ニュースでシューパロ湖に沈んでしまう三弦橋が放映されてました。
60年前に森林鉄道の鉄橋として作られ、その後わずか6年で使命を終えたと云う悲しい生い立ちの鉄橋です。
ニュース番組では、辛い時にも悲しい時にもこの三弦橋を見て慰められたと云う元大夕張炭鉱の鉱夫さんが沈み行く橋を見て涙ぐんでました・・・
ちょうど、１０日前に夕張の鬼首山登山の帰りに、せっかくなので、この三弦橋を見に来ました！
【 ↓ 4月13日の三弦橋の写真です 】
昨日おとしゃんは、パノラマ写真による北海道風土記の編纂をされている A先生に、もう二度とこの世で会えなくなる三弦橋のパノラマ写真を撮りに行きませんが？とお誘いして、会社のカメラマンのYさんと３人で早朝に再びシューパロ湖を訪れました。
10日前の上の写真と見比べて下さい。
ダム湖の水位がどんどん上昇して、かわいそうな三弦橋は姿を消しつつあります・・・
専門家によると、今月末で、三弦橋は姿を消すそうです・・・
ダムに沈む橋に思いをはせて、
後世の役に立つかもしれないと・・・
とっても貴重なパノラマ写真を写してました♪
青字をクリックすると、各パノラマ写真が表示されます。
A先生のパノラマ写真 （おトしゃんが、小さく写ってます）
Yさんのパノラマ写真 （A先生とおトしゃんが、小さく写ってます）
早朝だったので、ありがたいことにヒトの気配もなく、静かな湖面に消えそうな橋に祈るような気持ちで最後の別れをしました・・・
でも、シューパロ湖の橋で、この世から消え去るのは三弦橋だけではありません・・・
上流の白銀橋・・・この橋も湖水に姿を消しつつあります・・・
そして、さらに上流には、空高く新しい橋が天空を架けるように、夕張岳を目指してます！
古いものは消え去り、新しいものが出現するのは世の常なのですね・・・
古い橋たちは、湖水に消え去ると云うより、時間と記憶の彼方に去って行くのでしょうね・・・
投稿者 choko : 2014年04月24日 23:59
コメント
清水 瓊子様
三弦橋のパノラマ写真を見て頂けましたか♪
ありがとうございます。
おっしゃるように、昔のパノラマ写真は「幅広写真」でした。
10年位前からコンピュータを使って上下左右360°を回転して見ることができるパノラマ写真をディスプレイで表現出来るようになりました。
ある日、ある場所に佇む自分の周期全ての光景を記録し、後で見ることが出来るのです。
私は長期入院中だった亡き妻に、登った山から見える大景観を見せたくてパノラマ写真を初めました。
このブログの2013年06月13日の記事↓
http://www.choko.sakura.ne.jp/mtwanwan/archives/2013/06/index.html
に美しいパノラマ写真があります。
湖に沈みゆくタウシュベツ橋梁です。
美しい大地の一瞬の微笑みの記録です♪
投稿者 チョコのおトしゃん : 2014年05月10日 18:51
NHKの写真をあらためて見て橋の姿がわかりました。２４日の写真は水に映る影のために、あたかも橋が命ある、ほんとは命を持っている、かのような雰囲気を漂わせています。涙の連なりのように見えて、橋の最後の貴重なしばしの記録ですね。
投稿者 清水 瓊子 : 2014年05月09日 21:44
パノラマ写真が動くものだったとは！昔のカメラの広角写真のようなものと思っていたイメージが消し飛ばされました。それにしても圧倒的な力で迫ってくる何かが感じられました。撮影者の執念か。橋の叫びか。この橋が現役だった時の姿は？想像できません。白銀橋も美しい。しかたなく消されてゆくから美しいのか、日ごろ目にする現役橋の姿がなんだか憎らしく威張っているように思えてくる、この単純なオツムの私でした。
投稿者 清水 瓊子 : 2014年05月09日 21:32
Ａ先生。
おっしゃられるように、三弦橋のパノラマ写真は他には無いのではないでしょうか。
将来、貴重な記録として役に立ってほしいですね♪
早朝に出かけ、誰も居ない状況、しかも晴天にも恵まれ、三弦橋の最後の姿を写す事が出来て、三弦橋に少しは喜んでもらえたように思ってます♪
私は、あのあわれな姿を心に刻みました♪
投稿者 チョコのおトしゃん : 2014年04月25日 21:13
三弦橋が水没する前に写真が撮れてよかったです。三弦橋のパノラマ写真は、恐らく我々のものだけしかないのではと考えられ、記録の上でも貴重なものになると思われます。
投稿者 A : 2014年04月25日 16:46