« 石勝線の取材 | メイン | 第2回 鉄道写真コンテスト in 岩見沢 応募作品 ブログ展示 »
2014年09月08日
幻の幌舞駅・・・
パノ鉄2日目はトマムの周辺の駅の撮影取材です。
有名な幌舞駅を訪ねました。
最近になって駅名が変わったのでしょうか???
駅舎には間違いなく幌舞駅の看板が掛かってます。
駅舎のホーム側の柱にも『ほろまい』の駅名票が貼ってます。
駅舎の待合室には大勢の方々がくつろげるように座布団が用意されており、壁には『鉄道員』と云う昔の映画のポスターが貼ってありました。
おトしゃんは、わたしに詳しく教えてくれました。
「
昔々、ここの駅長さんの娘さんが赤ちゃんの時に亡くなり、その後奥さんも亡くなり、一人で駅舎に寝泊まりして駅を守っていた駅長さんの所に、ある冬の夜にその亡くなった娘さん(成長した)があの世から一時帰宅して、寂しかった駅長さん(つまり死んだ娘さんのお父さん)に、会いに来てご飯仕度をしたりして、親孝行し、そして静かに消えて行き・・・次の日の朝、その駅長さんもホームで息を引き取っていた・・・と云うとっても悲しい事があったのだよぉ・・・
」
「
その話が映画に成ったので、ポスターやら当時の事務室や写真を記念に残してあるのだよぉ
」
確かに当時のこの駅の関係者の方々の写真も貼ってありました・・・
駅長さんがお仕事をしていた机も当時のまま置いてあります。
おトしゃんは、その映画も観た事が無く、詳しい事は分からないと云うことで、ビデオを探して観てました。
映画の場面の中に、先週末に訪問したトマムのツインタワーホテルのポスターが映ってます!
右から2人目のおじさんの定年後の就職先があのツインタワーホテルだったそうです・・・
世の中、狭いものですね・・・
でも、映画が出来て十数年・・・もう、退職したでしょうね!
この駅の駅長さんが天を仰いで涙をこらえているシーンです・・・
でも、死ぬ直前に、あの世からやって来た愛娘に会えて奇跡の一夜を過ごせたのです・・・
まるで、夢のような出来事ではないでしょうか?
本当のお話なのでしょうか?
おトしゃんは、今回撮した写真と、同じ方向から見た映画のシーンを比べてました・・・
季節も、時間も異なります。しかし山の形は簡単には変わりません・・・
確かに、現実の風景と同じ山の形です!
当時ここで暮らしていた方々はもう誰も居ません・・・
思い出だけが残ってます・・・
おトしゃんは、この駅が舞台となった『鉄道員』と云う映画を初めて観て
「
おトしゃんもあの駅長さんのように真面目に仕事をしていると、きっと死ぬ時にチョコに会えるのではないだろうか・・・
」
と、映画に素直に騙されてました♪
投稿者 choko : 2014年09月08日 11:26
コメント
空ママさん。
私は『鉄道員』の本が出版された時に読んだ記憶はあるのですが、原作の内容は全く記憶になく、今回ビデオを観て初めて知ったようなものです。
おっしゃるように、何故かとっても懐かしい気持ちになりますね!
小さな台所の左側に2口のガスコンロがあり、右正面にはパロマの4号ガス瞬間湯沸し器があったりして、私が家庭を持った頃を思い出しました・・・
この映画、私自身、元気いっぱいで生きている時には「何をバカな・・・」と思ったことでしょう。
今は、チョコと娘さんが重なって思ってしまい、一人暮らしの主人公の気持ちが痛いほど感じます。
私も、あのように幸せな幻覚に包まれて、ころっと死にたいと思ったりします♪
今の私はもうすでに、このお話の主人公より長く生きてますが(笑)
投稿者 チョコのおトしゃん : 2014年09月10日 17:23
私はこの映画が一番好きです。
何度観ているかわからないくらい何回も観ていますが、なまり、幾寅駅、雪の多さ、昔の近所付合い、何もかもが懐かしいような温かい気持ちになって、映画に引き込まれます。駅長さんがホームに倒れているシーンは何回も観ているのに毎回涙がポロリ・・・。
富良野に近いからでしょうか・・・。
投稿者 空ママ : 2014年09月10日 08:56