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2014年10月04日
もう、二度と会えなくなる最後のSLニセコ号・・・
パノ鉄の撮影取材で八雲からニセコに向かってます。
途中、橋の上になにやら怪しげなヒト達が橋の下を見てます?
身投げでもするのでしょうか?それとも魚釣りなのでしょうか?
皆様、橋の下に向けてカメラを構えてます?
雨が降ってきても、たじろぎません。
そうなのです、この橋の下に有名なSLニセコ号が現れるのです。
しかも、このSLニセコ号は今年限りでこの世から居なくなるのです・・・
見納めです。二度と会えなくなるのです。
と云う事で、皆、命がけで蒸気機関車の写真を撮りに遠方から来ているのです・・・
ぁぁぁ・・・あれが、最後の最後の蒸気機関車なのです・・・
橋の上の面々は殺気立ってます!
蒸気機関車に煙をもくもくもくもく汽笛をぼぉぼぉぼぉぼぉと泣き叫んでほしいのです・・・
でも、しかし、何と云う事か・・・今回の蒸気機関車は正気機関車なのです?
冷静な蒸気機関車なんて期待される蒸気機関車とは云えないではないのでしょうか?
彼は、少しの煙を吐いて汽笛も鳴らさず・・・粛々と橋の下を去って行きました♪
皆様、橋の上から、モーレツな煙と汽笛を期待していたので・・・す。
せっかくなのに付き合いが悪いというか?営業の気持ちがまるで無いというか・・・サービス精神が無いのでしょうか?
煙を吐かない蒸気機関車なんて、XXXXだぁと皆様思っているはずです!
でも、熱狂的な鉄道愛好家の面々はメゲナイで、橋の上から熱い視線をそそいでます・・・
2度目の蒸気機関車は、そのへんの事情を分かってくれた ようです♪
もくもくもくもく煙を吐き、ボーボーボーと悲しげに汽笛を鳴らして、去って行きました・・・
ぁぁ、煙をはぁはぁと汽笛をふぅふぅ、重たい鉄の車体を引っ張る辛さ・・・蒸気機関車は私達と同類の動物なのです♪
倶知安駅では、あの蒸気機関車が休憩してました・・・
これから午後のお仕事です。
・・・・何でしょう・・・・
停まっていても、煙を吐き、呼吸をし、ボーーーーッと叫んでます・・・・
蒸気機関車がこれほどまでにヒトの心を揺さぶるのは何故なのでしょうか・・・
おトしゃんは、蒸気機関車の中に火のように燃えている心があるからではないだろうか?と言ってました・・・
投稿者 choko : 2014年10月04日 18:05
コメント
清水 瓊子 様。
全道のJRの465駅をパノラマ写真を撮りに訪ねると、無人駅がほとんどの現在のわびしい状況と国鉄時代の隆盛の名残を感じます。
炭鉱の発展と共に賑わって、廃坑と共にさびれた駅や、かつてはニシン漁で栄えた海岸の駅などは寂寥としてます。
道内に2両あったSLも1両が壊れ、この1両のみに成ったそうです。
懸命に走っているSLを見ていると、老いた我身に重なり身につまされます・・・
以下のURLで日高線全駅のパノラマ写真を見ることが出来ます ↓
http://www.panotetsu.com/?page_id=640
投稿者 チョコのおトしゃん : 2014年10月15日 11:14
蒸気機関車、「滅びの美学」に浸るせつなさを感じられる幸せ。今まさに動き出す時の蒸気につつまれた動輪のゆっくりした前後運動、美しい!
3年ごとに転勤した保線マンの子として、官舎のそばで見ていました。
昭和30年、日高の海岸沿いをゆく長〜い列車、それが今はたった1両の気動車。
投稿者 清水 瓊子 : 2014年10月15日 09:30