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2015年08月16日
冷やしラーメンを作りながら戦争を語り継ぐ・・・
おトしゃんは、毎日毎日、何を作って食べるかを考えて生きてます!
そういえば昔昔、おかあさんが今の蒸し暑いお盆の頃には『冷やしラーメン』を作ってくれたのを思い出しました♪
と云う訳で、錦糸卵を作ります。美味しい香りがただよってきます♪
※毎年8月には、新聞テレビ等が連日前回の戦争の様々な報道を繰り返します。
戦後70年、実際に筆舌に尽くし難い凄惨な戦争体験した方々は80代の高齢になり、次第に戦争を知らない世代が世の大半を占めるようになってきました。
悲惨な戦争を再び起こさないようにするには、事実を知り語り継いでいかなければなりません。
戦後生まれのおトしゃんには、戦争体験はありません。しかし人生の先輩諸氏から直接にその体験を聴いて受け継ぎ、次の世代に伝える事は出来ます。
♪錦糸卵、カニ蒲鉾、ハム、トマト、キュウリ等を刻み、麺を用意します♪
おトしゃんは、人生の師であり大先輩だった早坂さんから彼の戦争体験を何度も何度も何度も聴き胸に刻み込みました。
♪麺を茹でます♪
・・・今から70年前、早坂氏はシラカワチヨタ氏ヒノゴロウ氏ら戦友と3人で、全く食料の供給もないままにガリガリに痩せ、銃弾で半分千切れた腕をぶら下げながら、南方のビアク島のジャングルを食べ物を探して彷徨っていたのです。
あたりまえの事です、食べなければ、死ぬのです!
ある時、生まれたばかりの仔犬を捕まえてきたので食べようと腹を裂き小川で血を洗っていたらほんの僅かばかりの仔犬の腸が出てきて、可哀そうで食べられなかったと、おトしゃんに涙をこらえながら語ってました・・・
♪茹でた面は水で冷やします♪
・・・ジャングルを彷徨っているとあちこちに兵隊さんの死体がごろごろ転がっていたそうです。
その中には太腿を刃物でえぐられた死体も有ったそうです。
飯盒の中にヒトの手首が入っていたのも見たそうです。
『片方の手首で一週間生きられる』と云う話も聞いたそうです・・・
・・・
シラカワチヨタ氏は奥様もお子様もいらっしゃった方だったそうです。
ヒノゴロウ氏は奥様がおられたそうです。
彼らは、一番若くて人生の経験の少ない早坂さんに、俺たちの分も生きろ!と彼をかばって死んでいったそうです。
彼はその後たった一人で海岸で気を失って倒れていた時にオーストラリア軍に捕まり、オーストラリアの捕虜収容所に送られ、オーストラリアの方々の手厚い保護を受け、帰国しました
・・・
♪美味しそうに盛り付け、幸せに、『頂きまぁす』♪
飯盒の中には白いご飯が詰まっているのが正しいことなのです!
そういう意味でも勝者も敗者も戦争に正義などありません。
おトしゃんのように戦争体験者から直接お話を聴いた世代も高齢になってきてます。
少しでも伝えて行かなければ成らないのです。
※ビアク島の記録として以下の記事を見つけました。
3人で戦い、最後は1人、犬が現れた話、収容所、帰国の時期等、皆似てます。
早坂さんもこのような状況だったのでしょうか。
『 ビアク島 奇跡の生還 』
※早坂氏の収容所の話はこのブログの
2006年12月8日に載せてます。
※仔犬の話は
2010年01月23日の記事に・・
投稿者 choko : 2015年08月16日 03:15
コメント
WADACさん。
鉄道ファンと云っても、様々な専門分野があるのですね!
殖民軌道を訪ね歩いている方がいるとは夢にも思っていませんでした!
宮脇俊三氏の殖民軌道版ですね。
あの本の著者は郵便局訪問も、もう一つの人生のテーマのようです♪
投稿者 チョコのおトしゃん : 2015年08月20日 15:32
早速この本をアマゾンでポチりました。
投稿者 WADAC : 2015年08月20日 11:54