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2015年10月07日
遺跡マニアに成ったような気分♪
あっ!これは何でしょうか?
わたしは閃きました♪
もしかして、お城のようなものの模型ではないでしょうか?
ちがいます!
本物のお城なのです!
お城は威風堂々のはずです。
・・・とすれば・・・、小型と云うか、つましいと云うか、手ごろと云うか・・・
日本のお城と云えば代表的な姫路城のような巨大且つ絢爛豪華な姿を思い浮かべるヒトも少なくはないでしょうが・・・
おトしゃん曰く、
「
冬になったら屋根の雪降ろしに膨大な経費がかかるので、
姫路城ような立派な屋根がたくさんあるお城は北海道には不向きなのだ!
」
シンプル お城 イズ ベスト、なのだそうです♪
門の方から見ると、少し小振りですが、それなりのお城です。
そうなのです!
あの当時、北海道では、お米がとれなっかったのです・・・
加賀100万石と云いますが、松前藩は1万石なのです・・・
故に、あまり見栄を張らず背伸びをしないように作ったお城なのです♪
まぁ、その分、桜で補って景観等を何とかしているのです♪
春の桜の時期に再訪したいですね!
今日は、道南の松前城、上ノ国の中世の館(たて)のパノラマ撮影取材です。
ここは、上ノ国町の夷王山(標高159m)山頂です。
今から500年程昔、松前藩の始祖とされる武田信廣さんが築いた山城「勝山舘」の舘跡なのです。
山頂からは、日本海の絶景はもとより、かって交易で栄えた天の川河口が見え、山麓には「花沢舘跡」、「洲崎舘跡」、そして、今回訪問の「勝山舘跡」が在ります。
「勝山舘跡」には、墳墓跡の他に、神社や住居跡も発掘され、整備されてます。
住居跡は斜面を段々に整地し、まるで現代の造成した宅地のようです。
町内会館のようなものや、共同井戸跡も在ります。
数百年前にこの地の勝山舘で暮らしていた人々の生き生きとした姿が目に浮かぶようです♪
おトしゃんは、大昔の常呂遺跡の住居や暮らしの遺跡。
勝山舘等の昔昔の住居や暮らしの遺跡。
そして、今。
ヒトは生まれ、或る地で育ち、あれやこれやの生活等を、子孫や後輩に引き継ぎ、御終いにはこの世から消えて行く、そんな人が生きていた跡を訪ねているうちに、おトしゃんは、急に遺跡マニアに成ったように、資料を読み漁ってました・・・
帰路、日本海に消えていく夕日を撮影隊の皆で見てました。
皆、何を思うのでしょうか?
おトしゃんも、刻々とこの世から消えつつあります。
おトしゃんは、消えゆく夕日と、先人たちが精いっぱい生きていた証を遺跡に見て、この世の道理を悟っていたようです♪
投稿者 choko : 2015年10月07日 23:26