« 「身欠きにしんと山菜の煮付け」のようなものを作る | メイン | 魂の麻婆豆腐 »
2016年08月07日
魂の花火大会・・・
今さら帰るべきふるさとが無いS会長、A先生、M教授、おトしゃん達が、なんとまぁ『第42回占冠村ふるさと祭り』に来てみませんかぁ~と、N占冠村長からお招きをされたのです♪
占冠駅舎に貼ってあるお祭りのポスターには
「
約1000発の花火大会
ものすごい至近距離で
見られて大迫力!
」
・・・なのです♪
その他、フラダンス、ご当地キャラしむかっぴー、ご当地グルメ大集合、お楽しみ抽選会等々盛り沢山なのです♪
花火大会は暗く成ってからの開催です。
日中はドローンで空撮パノラマ写真を撮ったりして暗闇を待ってました。
8時30分、ドーンッと花火が漆黒の闇に光ります・・・
打ち上がった花火は空中でパラパラと細かく分かれ、それぞれがパチパチパチパチパチパチと光り輝きます♪
一瞬の光は消え、煙はクラゲのように漂い、空から火薬の匂いが辺りに降りてきます・・・
昔々、わたしが子供ワンワンだったころ、おトしゃんとお母さん連れられて豊平川の花火大会を見に行ったものでした・・・
数十万人もの見物客が押し寄せ、次々と打ち上がる数千発の花火、大都会の花火大会の人混みに流され、喧騒と疲労の思い出しか残ってません。
ここの花火大会は静寂に包まれてます。
ヒュルヒュルドーンと打ち上がり、パァーット輝き、静かに闇の中に消えていきます・・・
一瞬の花火の輝きの合間に、おトしゃんは考えるのです。
そうなのです!
花火が輝いている瞬間だけ、この世とあの世がつながるのではないのだろうか?・・・と。
大きい花火がドーンと頭上から火の粉に成って降ってきます・・・
普段は連絡の取れない死者の心が火の粉に成って降ってくるのでしょうか・・・
おトしゃんは、そのように考えながら闇夜を見つめてました・・・
花火が消える瞬間、周りの観客から拍手がおこります。
遠慮がちに光り、静かに消えていく花火もあります。
あの花火はあの世の誰のメッセージだったのでしょうか?
もしかして、わたしとお母さんの花火もあるのではないだろうか?と、おトしゃんは、思わなかったのでしょうか・・・
投稿者 choko : 2016年08月07日 23:46