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2016年11月27日
魂の絵画・・・『オリオン』
昨日、おトしゃんは、昔・・若くして亡くなられたT社長と、彼の奥様を16年間と10ヶ月と22日守り続け9月に亡くなった柴ワンワンのダイチ君のご焼香にT社長宅を訪問しました・・・
故T社長の奥様T・M子様は、わたしの死ぬ5日前に毛布やワンワンベッド、大きな御花等をプレゼントして下さり、わたしを励ましてくれた、わたしの恩人なのです・・・
T・M子奥様はダイチ君とご主人様の写真がいっぱいの大切なアルバムを開きながら幸せな思い出を語ってくれました・・・
お話の中で、おトしゃんはT・M子様に、偶然持ち合わせていた、17000円で購入した小さな文庫本の中の、あの深井克美氏の『オリオン』の絵を見せました・・・
『オリオン』を見つめて数秒後・・・T・M子奥様のお目目から涙がいっぱい溢れ出ました・・・
T・M子奥様自身、「絵を見て涙が溢れるなんて・・・」と、絶句してました・・・
↓ 深井克美氏の『オリオン』です。
ぁぁ・・・何と云ったらいいのでしょうか・・・
慟哭なのでしょうか・・・
絶望なのでしょうか・・・
それとも希望なのでしょうか・・・
痛痛しいような・・・
一体全体、何の絵なのでしょうか??
枯れて、地に落ちた木の葉なのではないでしょうか・・・
いぇいぇ、セミさんのヌケがらではないでしょうか・・・
いぇいぇ、焦げた焼肉(カルビ焼)かもしれません・・・
肋骨のようなものが見えるので「骨付きカルビ」なのかも・・・
右の塊は、泣いている・・・よう・・・です・・・
いぇいぇ、左の塊も・・・
焼肉同士が絡まってハグしているようです・・・
アッ・・もしかしたら・・・こう云うことは言いにくいのですが・・・空襲や原爆の空の下で、必死に生きている、ヒトのようなモノを画いたのではないでしょうか・・・
そうなのです・・・灼熱地獄の中で・・もう・・・何時間も生きられない・・・ようではないですか・・・
あっ、解りました!もしかして1977年に公開された、映画『スターウォーズ』で活躍していた、焦げて錆びついた2人のR2D2なのかも・・・
この絵の制作年月と合致します!
きっと深井克美さんも、観たことでしょう・・・♪
ワンワンのわたしにはそれ以上は解りません・・・
おトしゃんは・・・
「
左の、ボロの塊のような男性に見えるものの身長は178cm前後ではないだろうか・・・
右の、ボロの塊にしがみついている女性に見えるものの身長は163cm前後ではないだろうか・・・
そうであれば、この絵は、私とお母さんが出会って必死で暮していた頃の魂を画いているのではないだろうか・・・
ィャィャ、お母さんが、私の腕の内で息絶えた19時半の、あの最後の瞬間を描写しているようだ・・・
」
おトしゃんも、天才深谷克美氏が画いたこの『オリオン』を見たとき、おトしゃんとお母さんのこの世での最後の姿が画かれているようで・・・・・・・・・・と、泣きそうになるのです・・・
投稿者 choko : 2016年11月27日 08:41
コメント
S小樽支部長。
深井氏は私と同世代なので、自分の若い頃の想いと多くの部分で重なります。
私にとって「オリオン」は生涯記憶から消えない絵画に成りました。
次回、深井氏の研究家でもあるSK子さんから、詳しくお話をききましょう♪
投稿者 F : 2016年11月29日 09:53
マリオ?? さん。
オリオンは本州の個人の方の所有のようで、残念ながら現時点では北海道で観ることは出来ないようです・・・
実物を見れないのであれば、少しでもそれに近い画集と思って17000円で購入したら、小さな新書でした(笑)
投稿者 チョコのおトしゃん : 2016年11月29日 09:46
Fさん
初めて見ました。それで深井氏について調べてみると。
1977年と言うことは、この画家が亡くなる前年ですね。
短い命を自ら絶った若き画家が考えていたこととは?
女性(?)の頭を優しく包む五本指は紛れもない人間愛でしょうか。グロテスクな出で立ちは人間の宿命・業でしょうか。悲しむべきか、達観してみるべきか考えさせられる絵です。
投稿者 S小樽支部 : 2016年11月27日 22:22
さすがに、この僕にを衝撃的な絵です。近代美術館で常設のお願いをすべきでは(;_;)
投稿者 マリオ?? : 2016年11月27日 12:00