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2017年04月27日
辛夷の木に希望が♪
あれ?、何でしょう?? もしかしてもしかして白い花ではないでしょうか・・・
近寄って見ましょう・・・
もしかして、たったの一片ですが・・・辛夷の花ではないでしょうか?
ちょうど 10年前です。
辛夷の木も、わたしも、おトしゃんも、お母さんも、皆幸せに生きていた頃でした・・・
春には、真っ白い清楚な花を咲かせて、わたしたちの心を慰めてくれ・・・
夏には、たくさんの葉をつけ、爽やかな木陰をつくってくれて、真夏の暑さから守ってくれました・・・
秋には、たくさんの落ち葉になって畑の肥料となり、わたしたちは辛夷の木からたくさんの恩恵を享受して暮らしてました♪
こうして、わたしたちの暮らしを支えてくれた大恩人のような辛夷の木を、2013年9月に太陽光発電の邪魔に成る!と、大切な枝葉を切って丸裸にしてしまったのです・・・
植物と云っても、心は有るのです!
鬼のようなおトしゃんを、どれほど恨んだことでしょう・・・
太陽のエネルギーを受ける葉も数えるほどしか有りません・・・
日陰を作ることも、風からお家を守ることはもう出来ません・・・
あの日以来、庭に佇むのが精一杯で、春になっても花を咲かせる事もなくなりました・・・
おトしゃんは、心の中では、
「
辛夷の木にとっても気の毒な事をしてしまった・・・
でも、これだけ辛い思いをさせたのだから、恨まれるのは仕方がない・・・
これからは二度とこの辛夷の花を見る事は有り得ないのではないか・・・
私の生涯を終えるまで、この辛夷に負い目を持って生きるしかないであろう・・・
」
おトしゃんは、人生を諦めていたのでした・・・
あの時から4年間、あれほど頑なに花を咲かせる事を拒んでいた辛夷の木が・・・たった一片ですが今年、花をつけたのです♪
おトしゃんは、もう諦めていた人生だったようでしたが、1つの花を見て・・・
「もう暫く、希望を持って生きてみようか♪」
・・・何故か・・・とっても・・・嬉しそうでした・・・
投稿者 choko : 2017年04月27日 15:44